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製鉄原料としてのコークスの高強度化について
製鉄原料として広く用いられているコークスの強度について勉強中なのですが、高強度化をはかる際にはどのような手法があるのですか?現在用いられている方法や今後期待されている方法など些細な事でもいいので知っている方がいらしたら教えて下さい!!お願いします。
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- tetujin3
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回答No.1
石炭を高温で乾留して得たコークスは,カーボンの一部がグラファイト化(黒鉛化)しています。このグラファイト化している割合がコークスの強度を左右します。 一般に,カーボンからグラファイト(カーボンの亀の子が平面的に並んだ状態)への結晶化は,結晶化温度(高温)と圧力(高圧),時間がファクターです。 また,このグラファイト化(結晶化)には,一部の金属触媒が有効とされています。 ただし,石炭の乾留の際に,いきなり高温にあげると不定形カーボンが生成し,これが結晶化を 阻害することもあるようです。 ちょうどイメージとしては,木材から炭を作る際に釜の温度が低ければ,手で触ると真っ黒になるような炭ができますが,高温で焼けば備長炭のような金属音のするしまった炭を得ることができるのと同じです。