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傷物は侮辱表現?
ある小説を読んでいたのですが、 そこには女性が暴行をうけ、 それを周りの人からなぐさめられるというシーンがありました。 周りの人から「傷物になったぐらいで~」 と言われるシーンなのですが、 ちょっと気になることがあります。 それは「傷物」という言葉の使い方です。 一瞬、人のことを「物」として扱うのはいかがなものかと思ったのですが、 (書くなら「傷者」かなとも思ったのですが、 これは「しょうしゃ」と読むのですよね。) 広辞林や国語辞典を調べたところ、 「処女を失わされた女(俗語)」とあり、 人に対しても使えることを知りました。 ただ、「俗語」とあり、 もしかしたら、人に対してつかえるけれど、 侮辱的な意味を含むのかなとも思えたのです。 俗語自体を調べてみたところ、 「あまり上品ではない、世間に広く使われている言葉」とあり、 侮辱の意味を含むとは書いていませんでした。 でも、「物」という漢字からすると 侮辱的な表現ともとれるのかなと思えます。 この言葉は侮辱的な意味を含むのか含まないのか。 どうぞ教えてくださいませ。
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「あそこの娘はきずものだから」と他人が陰口を言ったら侮蔑でしょうが、「娘をきずものにされた!」と使う場合には怒りであり、悲しみでしょう。 (中には、それで娘を疎んじるようになった親もいたりしたのかもしれませんが!?) なんというか、時代劇的な言葉ですね。 今は逆に、いつまでも処女のほうが悩みになるような時代ですから。 No.4の方がおっしゃるように、昔ももっと大昔になると、夜這いだの通い婚だのあった時代がありますから、そういう時代だとそれほど意味なさそうですね。 状況によっては本人や家族が傷つく場合もあったかもしれませんが、社会的な意味で結婚に響くとか貰い手がないということはないので。 時代は変わりますね・・・・。 ちなみに「俗語」とは。 >俗語自体を調べてみたところ、 「あまり上品ではない、世間に広く使われている言葉」とあり、 侮辱の意味を含むとは書いていませんでした。 そうですね、俗語(英語ですとスラング)は、侮辱的な言葉ばかりではありません。 「日常的には使うけど改まった場で使うには適当でない」というだけの言葉もあります。 えーっと、たとえば何だろう・・・・・ 「麻薬」のことを「ヤク」って言ったりするのは俗語でしょうかね(これは刑事ドラマ的)。 ドタキャン(土壇場でキャンセル)、とか? 別に侮蔑的ではないですよね、品はないけど。
- saebou
- ベストアンサー率27% (40/144)
「傷物」というのは、今の時代で言うと絶対使ってはいけないような侮辱的な言い方であると思いますよ。そもそも今は死語ですし… 自分の意志にかかわらず処女を失った女性はキズのついた野菜なんかと同じで「価値」がないということを暗に示しているわけですから、実のところ女性を商品扱いしている表現といっていいと思います。江戸時代以前の日本では女性の処女性はほとんど重視されていませんでしたから、おそらく男尊女卑が広まった近代の表現で、それほど古い表現ではないのではないかと思います。一時的に使われていて今は消えてしまった表現と言っていいでしょう。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。 侮辱的な言葉かなとは思ったのですが、 「絶対使ってはいけない」ほどの、 侮辱的な言葉との認識はありませんでした。 機会があれば、もっと詳しく調べてみようと思います。 回答ありがとうございました!
- yama3658
- ベストアンサー率11% (1/9)
No.2 の追加です 個人商店などでの買い物で、果物、椅子、机などの商品に小さなキズがあった時に”きずもの”だからまけさせる(安く)といった商習慣は今でもあるようにおもいますが。 ( 参考になるかな? ) 以上
- yama3658
- ベストアンサー率11% (1/9)
今から数十年前の身の上相談にはその言葉は時々出ていました。 ”きずもの”と読みます。 今では死語ですね。 男尊女卑の時代の考え方からきているようです。 女は処女でなければ価値がないという考え方です。 当時、一般的には男も女もそのように思っていたように思えるのですが。 娘は”きずもの”にされた 妹は”きずもの”にされた と言う使い方をしていました。 〔 この言葉は侮辱的な意味を含むのか 〕 この言葉を使う人は ”哀れみ、くやしさ” の意味が強いのではないでしょうか。 ”侮辱的な意味”はかなり小さい。 今の時代から見ると”傷物”は女性に対する偏見であり侮辱的な”言葉”です。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ございません。 たしかに侮辱的な意味は小さい感じがします。 ただ、女性としては 「物」として扱われることに 反発を感じる人もいるようですね。 その点では侮辱的な言葉でしょうか。 回答ありがとうございました!
- gamasan
- ベストアンサー率19% (602/3160)
人生40年近くやってるおっさんです。 一昔前の映画やテレビなどでは よく登場した言葉です 言われてみると確かに人間なんですから 傷者と 書かれるべきなんでしょうが いわゆる本当の怪我人 である負傷者と区別するためではないかと考えます 実際「きずもの」を変換してみますと「傷物」「疵物」 の2個しか候補が出てきませんでした。 人間の女性の「傷物」ですが大抵その言葉は 相手男性に対する怒りを表す場面で使われますし 昔は見合いが主流で結婚式後初めての夜を2人で 過ごすことを「初夜」と言って特に女性はその日まで 経験がなかったということも多かったという歴史的 背景もあるのでしょう。 あまり本人に対する侮蔑の意味で使われることは ないと思います。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 男性からみた場合の「傷物」の捉え方が 大変参考になりました。 たしかに侮辱的な意味で使われることは 少ないような気もします。 回答ありがとうございました!
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。 確かに時代によって言葉の意味は変わりますよね。 「時代劇」的な言葉との文に思わず納得です。 テレビ時代劇なんかによく出てきそうな感じがします。 俗語も侮辱表現ばかりじゃないんですね。 回答ありがとうございました!