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不合格:理由は年齢?55歳主婦、群馬大を提訴

年齢と医学部入学についてお伺いしたいと思います。 従兄弟が医者です。 彼は相応に若いのですが、今回55歳の方が医学部への入部を断られた記事を拝見しました。 実際、医学部に入学されている年代ははどの程度なのでしょう。 40代、50代で実際に医学部入学を果たされた方はいらっしゃいますか。 40代。50代のメリット・デメリットはなんでしょうか。 何卒よろしくお願い致します。

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回答No.1

 普通の学部の場合は,「○○の勉強がしたいから○○学部に入学した」というので良いと思いますが,医学部は少し事情が違います. 医学部の目的は,極端にいえば「医学を勉強させる」ことではなく,「医者をつくり出す」ことにあります. 医学部生を一人医者にするためには,長い時間(大学生活が通常6年,学士入学でも4年以上,その後一人前になるには数年かかります)と莫大なお金がかかります.これを医者になってからの期間で社会に還元しているようなものです.  40代や50代の方が医学部に入学し,卒業して一人前の医者になる頃には,もう定年間近の年齢になってしまいます.医学を勉強できて,本人は満足できるでしょうが,社会全体としては無駄な投資となってしまいます.  また,現実的に40代や50代の方が,新人の医者としてやっていくのは体力的にかなり難しいと思います.臨床医として現場で働くだけでなく,研究者や保健所,企業の産業医など様々な道が選択できますが,いずれも一人前になるには長い時間が必要です. 表題の,群馬大学が提訴された事件の詳細は知りませんが,個人的には30歳を大きく超えるような方の医学部入学には問題があると考えています.

maddroid
質問者

お礼

コメントありがとうございます。 ご返信が送れてしまい、まことに申し訳ありません。 群馬大の選択に何に根付いているものだったのか、大変よく分かりました。 ご意見を拝見しまして、私は今回の事件を『知』として医療と『職』としての医療のせめぎ合いだったのではないかと思いました。 ありがとうございました。

その他の回答 (4)

回答No.5

直接の回答でなくてすいません。 No.1の回答者の方のような考え方が、残念ながらいまだに日本の医学界では支配的なのでしょう。 彼らにとって大学医学部は、莫大な投資により学生に医学の知識と技術を詰め込んで訓練し、医者を大量生産する工場でしかないのです。工場の生産品である医者は、耐久性があり投資に見合うだけの働きをすればよく、いかに優れた製品であるかどうかは二の次なのです。 そうして若い医者が生産されてきた結果、社会人として、いや人間としてあまりに未熟な医者がいかに多いことか。医学の勉強に明け暮れた結果、人間的成長のための経験が不足し、人格形成に重大な問題が生じているのです。(もちろん本当に素晴らしい医師もいるにはいますが、少数です)。 そういった医師の質の異常にようやく医学界自らが気付いて危機感を覚え、改革の一つの試みとして行っているのが、学士編入学などの新たな入試形態です。今回の訴訟を起こした主婦は一般入試のようですが、群馬大学は学士編入学の代名詞のような大学としてあまりに有名でした。今回の訴訟で本音と建前が暴露されて、これまで医学生の質改善のために苦労して残してきた実績に、群馬大学は自ら泥を塗ることになるでしょう。

maddroid
質問者

お礼

コメントありがとうございます。 ご返信が遅くなりまして、申し訳ありません。 医者としての資質、というか人としての資質の問題ですね。 どこの現場でもそうですが、やたら横柄な若者がいるかと思えば、やたら丁寧な若者もいて、お医者というカテゴリーではもう信頼性を維持できないのだと思います。 学士に関するお話は医学会の憂いを知る上でも、大変役に立ちました。 ありがとうございました。

  • inoge
  • ベストアンサー率45% (510/1116)
回答No.4

入学と医師資格は関連が強いとはいえ別物です。だれだって学問をする権利はあるのでこの裁判は大学の敗訴で終わるでしょう。 医師としてやっていけるかどうかは別問題です。 臨床実習や国家試験の勉強・研修は体力勝負で個人差もあるでしょうが普通は大変だと思います。 私はまだ30代ですが徹夜するときの特に2時過ぎたあたりで集中力が落ちるのが自分でもよく分かります。ましてや院長より年配の研修医にどこまで踏ん張りが効くでしょうか?指導医も体が心配でシゴけなかったりしたらモノになりません。 メリットとしては見た目は実力以上に見えると思います。

maddroid
質問者

お礼

コメントありがとうございます。 ご返信遅くなりまして、申し訳ありません。 この件では、この主婦の求めているのが入学であって損害賠償ではないことが注目する点だと思います。 実際、医師になれるかは微妙ですね。指導医の手心は指導医の責任ですね。まあ、いじめにならなければ。 あるいは高齢者入学のワクを別にとれば、問題が解決するのではないでしょうか。

  • nobchan
  • ベストアンサー率23% (121/519)
回答No.3

ご質問の回答ではないと思いますが、 あまりにもお粗末な若年医師を養成するぐらいなら、高齢者を医師として養成し、 60歳から90歳まで、有能な医師としてご活躍していただいたほうが、いいと思います。 学生の質の低下は、教授陣の質の低下であり、教授陣の質の低下は、そのまた上の教授陣の質の低下の結果でしょう。 ならば、質は高いが、年齢も高い医師の養成に目を向けるべきだと思います。 ダメ医師が若い頃から高齢まで活躍するのは、患者にとっては不幸以外の何物でもないと思うのですが。 こういう回答を書くと、医師の質が1ポイント下がるのかな。

maddroid
質問者

お礼

コメントありがとうございます。 返信が遅くなりまして、申し訳ありません。 若くて怖いお医者さんというのは多いですね。 この高齢化社会で、自分より若い医者に体を預けていいものか、メンタルで不安になることも多いと思います。 高齢の新人医が優秀かどうかはまた別ではありますが、ニーズとしてはあると思います。

  • cfq01250
  • ベストアンサー率26% (26/98)
回答No.2

私は「医学部」が「医師」を育成する機関としての重要な位置づけにあることは是認する物の、幅広い学問の中の一つの「医」を学ぶ事、つまり「医」を科学する場でもあると考えています。「文学部」が文学者や特別な「職業」を創出する事として捉える事が珍妙なのは、比較的理解を得やすいのに対し、「先生」と言う「職業」は何時から特別視するようになったのでしょうか。私達は。何処まで実話に沿っているかは判りませんが、エジソンの「ナゼナゼ坊や」ならぬ「ナゼナゼおじさん」「ナゼナゼオバチャン」が、大いに学問として、「医」を学ぶ場は開かれるべきと考えます。 質問趣旨のメリットとデメリットについて申し上げれば、 何十年も齢を重ねる中で、「学びたい事」を発見する生き様、これを是認しないならば、「人間」が「人間としての営み」を自己否定することになるからに他なりません。 デメリットは、私の貧困な想像力では想定できないのです。 医師と言う職業に結果として就業する若しくは、就業できるかは、 重複しますが真に結果論でしかあらず、無理な環境で就業しようとした場合の不幸は、本人が自らの主体性で受け止めなければならないのであって、 第三者が「あの年じゃ無理だろう」と決めてかかる必要はなかろうかと。

maddroid
質問者

お礼

コメントありがとうございます。 ご返信が遅くなりまして申し訳ありません。 私もこの件は非常に画期的なことだと思いました。 医学部はそれにあたらないでしょうが、大学に遊びに行ってる学生はエリをただせという感じでしたね。 出来るか出来ないかは、本人の努力次第だと思います。 ただ国立であったこともちょっとかたくなな判断をしてしまった材料の一つだと思います。

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