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仕入れ勘定で計算するってどういう事ですか
簿記の問題を解いていると、時々『売上原価は仕入a/c(又は売上a/c)で計算する』という一文がついている時がありますが、これって問題を解く上で決定的に重要なことなのでしょうか?それともあまり重要ではなく、無視しても問題自体は解けるくらいのものですか?宜しくお願いします。
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損益計算書を書くだけなら関係ありません。ただ、仕訳を書く時は大変重要です。例えば、精算書の記入など。但し、売上原価自体の額はどちらの処理でも違いはありません。 例) 仕入123,000/繰越商品123,000 繰越商品152,000/仕入125,000 売上原価123,000/繰越商品123,000 売上原価1,000,000/仕入1,000,000 繰越商品152,000/売上原価152,000 みたいな具合に仕訳の形が変化します。でも売上原価自体の金額は123,000+1,000,000-152,000=971,000で同じです。
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何を問う問題かにもよりますが、影響が出てくることが多いと思います。 売上原価を「仕入」勘定ではなく、「売上原価」勘定を使って計算する方法というのをご存知でしょうか? 『売上原価は仕入a/c(又は売上a/c)で計算する』ということは決算整理で 仕入 / 繰越商品 繰越商品 / 仕入 という仕訳をして仕入勘定の残高が売上原価になるようにすることです。 もし仮にこの指示を無視して「売上原価」を使ったとすると、決算整理で 売上原価 / 仕入 売上原価 / 繰越商品(期首) 繰越商品(期末) /売上原価 という仕訳をして「売上原価」勘定の残高が「売上原価」になります。 この時、「仕入」勘定の残高は”ゼロ”です。 *仕入勘定にあった金額を「売上原価」という新しい別の勘定に移して(振り替えて)、そちらで売上原価を計算するため、仕入勘定は空になる。 仕入勘定を使った場合、決算整理後の仕入勘定残高は売上原価。 売上原価勘定を使った場合、決算整理後の仕入勘定残高はゼロ。 決算整理後の「仕入」勘定の金額が違ってきますし、損益勘定に費用と収益を振り替える「決算仕訳」に使う勘定科目も違ってきます。 売上原価(金額)を求めるだけの問題であればどちらの方法でも結果は同じなのでよいですが、試算表を作成したり、仕訳を問われる問題だと影響が出てきます。
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素早い、詳しい回答ありがとうございました。売上原価勘定と書くべきところ、間違って売上勘定と書いてしまったのですが、そこのところもちゃんと考えて回答していただきまして、驚いています。おかげさまで、大変よく理解できました。ありがとうございます。
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大変早く、大変詳しい説明ありがとうございました。売上原価勘定と書くところを売上勘定と間違って書いてしまったのですが、そこのところもちゃんと見越して回答して頂きまして大変よく理解できました。ありがとうございました。