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連体修飾の「食べるもの」と複合語の「食べ物」の違いについて教えてください

外国人に日本語を教える場合、連体修飾語の「食べるもの」「書くもの」「買うもの」と複合語の「食べ物」「書き物」「買い物」の意味の違いをどう説明したら分かりやすいか、教えてください。

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  • s_yoshi_6
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回答No.1

全ての語についてあてはまるとは言えませんが、一般的には、前者(○○する物)に比べて、後者(○○物)の方が指し示す範囲が広くなる傾向にはあると思います。 「物」のつく複合語をいくつか辞書から拾ってみました。 揚げ物 誂え物 洗い物 編み物 入(容)れ物 売り物 置き物 贈り物 食い物 これに、ご質問に挙げられている「食べ物」「書き物」「買い物」を含めて意味を分類してみました。 1)その行為の目的や対象となるもの。「○○する対象の物」。  →食べ物 食い物 買い物 洗い物 売り物 贈り物 2)その行為をする目的であらかじめ作られたもの  →置き物 3)その行為の手段や道具となるもの。「○○するのに使う物」  →入(容)れ物 4)その行為の結果生じたもの。「○○した物」。  →書き物 買い物 揚げ物 誂え物 5)その行為そのもの。「物を○○すること」。  →書き物 買い物 揚げ物 洗い物 贈り物 6)1)~5)の意味から派生した意味を持つもの  →買い物 食い物 例えば「食べ物」の場合、「食べる物」とほぼ同じ意味になりますが、「書き物」は「書く物」ではなく、「物を書くこと」や「書いたもの」という意味になります。 また「売り物」は「売る物」という意味で「物を売ること」や「売った物」という意味では使いませんが、「買い物」は「買う物」の他、「物を買うこと」や「買った物」という意味も表します。 さらに複合語の「○○物」の場合、元の意味から派生した用法で使われるものもあります。例えば「買い物」には「買っておくと特になる物」という意味がありますし、「食い物」には、「ある者の利益のために利用される人」というような意味もあります。 以上のことから、 ・複合語の「○○物」には「○○する物」の他、「○○した物」「物を○○すること」など、より広い意味に用いられる場合がある。 ・複合語の「○○物」が「○○する物」「○○した物」「物を○○すること」等のいずれの意味を持つかは語によって異なる。 ・複合語の「○○物」には元の意味から派生した意味を持つものがある。 ということは言えると思います。

ai73
質問者

お礼

複合語の丁寧なご説明ありがとうございました。意味の分類も分かりやすいです。連体修飾の場合と違って、複合語は意味も複雑なので、初級レベルの外国人に教えるのはちょっと難しそうです。

その他の回答 (2)

  • sunasearch
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回答No.3

No.2です。 少し書き方がまずかったでしょうか。 別のいい方をすると、 「食べるもの」「書くもの」「買うもの」 には、「食べる」「書く」「買う」という動詞が含まれていますので、これに対して、「誰が」というのが省略されています。 食べるものがない!と言えば、 「私が」食べるものがない。のであって、 食べ物がない!と言えば、 とりあえず、食料としてのものがない。 となり、前者は、人が主体、 後者は、物が主体、の文になるかと思います。

ai73
質問者

お礼

お答えありがとうございました。納得しました。

  • sunasearch
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回答No.2

「食べるもの」「書くもの」「買うもの」は人が主体。普通は、主語にはならない。 ・何々は、誰々が、食べるもの、書くもの、買うもの。 ・誰か私に、食べるもの、書くもの、買うものを下さい。 「食べ物」「書き物」「買い物」は、それ自体が主体になって、主語になれる。 ・食べ物は、書き物は、買い物は、、、。

ai73
質問者

お礼

早速ご回答いただきましてありがとうございました。 私としては「食べるもの」も「食べ物」も主語になるのでは....という疑問が残りますが....。 食べ物/食べるものがある(足りない/まずい)