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指の動きの速さ、先天的な部分はどの位あるか。
お世話になります。 以前ある本で(著名忘れました)ピアノを教える前に、3と4の指をヒラヒラ動かしてごらん、と言うと、早く動く人と、ヒ・・・ラ、ヒ・・・ラ、とゆっくりしか動かない人がいる。これは先天的なもので、音階などが早く弾けるかどうかの試金石になる、と書いてありました。 これはどの位信憑性がありますか? 知り合いの男性で長年ピアノを習っているが、速い曲は絶対に弾けない人がいます。先天的なものでしょうか。この人はあるレストランでエレクトーンの奏者をしていたことがあり、情熱はあります。しかし先生の話では、速いパッセージは絶対に弾けないそうです。 皆様の経験をお聞きしたいです。よろしく。
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ピアノ教師です。先天的なもの、あると思います。子どもに教えていて、はじめて習う子(5歳ぐらいがわかりやすい)に5本の指を鍵盤のドレミファソのところに置いて順番にひいてごらん、などと言った時、さらっと弾けてしまう子、なぜだか指が順番にうごかなかったり、鍵盤を飛ばしてしまったりする子がいます。経験的には男の子のほうが、この差が大きいようです。よく見ると手の形などが柔らかなカーブを描いて「ピアノを弾く手」に自然になっている子、こういう形よ、と教えてみせても変に力がはいってうまく動かない子などいます。 走るのが先天的に速い子、ボールのキャッチなどが上手い子などがいるように、こういう能力はあるかと思います。国際的なプロなどはこれに加えて読譜や音感、記憶などが抜群にすぐれていて「神童」としてスタートしているケースがほとんどだそうです。 でも、趣味はもちろん一応音大に入るというレべルなら、よい訓練をするとかなり効率的な動きが可能になります。脱力の方法、指の独立のトレーニングなど、それをマスターしたい、という情熱があれば克服できます。速い曲を弾くにはそれなりに運動のコツがあるので、ある年令になったとき、それに気がつくとできることもあります。速い曲は苦手だけど音感はよくて、そこそこ弾いていたのが、指導のいい先生について30歳半ばでぐんぐん速い曲がひけるようになった人を知っています。 3と4の指のヒラヒラは、指の独立性(脳の指令をそれぞれの指がキャッチすることと、実際に交互に動くこと)に関係ありそうですね。これは興味深いのでぜひ実験してみたいと思います。ある程度「試金石」になるかもしれません。というのは、3と4の指の神経と筋肉はつながっているので、最も独立して動きにくい指だからです。 ピアノをやっている人がボケない、というのもこのあたりの運動に脳を活性化させる要素があるからでしょうね。
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指の動きは先天性のものもあるでしょうが大部分は訓練と慣れだといわれている、という話を昔雑誌で見た事があります。実際、ほかの事をするときはかなり不器用なのに楽器を弾くときだけはすごい動きをする人を何人か知っています。 これには、その楽器の訓練のほかに普段聞いている音楽が大きく影響するとありました。普段から速いパッセージのものばかり聞いている人はそれを習得するのが他の人よりも速いそうです。これは脳の中でその動きが定着してくる事によるそうです。 その先生の話も、もしかしたら速いパッセージのものに興味がないからという意味も含まれているんじゃないでしょうか?
お礼
普段聞いてい音楽にも影響されるとは、興味深いお話でした。 その男の人は、速い曲は弾けないと信じきっていて、 ゆっくりした曲に集中しているようです。レストランのバックグラウンドミュージックですから、だいたいゆっくりした曲が多いのかも知れません。 回答ありがとうございました。
- gugux
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手や指の動きは、脳とそれからの神経・筋肉に関わってくるので、理由はその辺だと思います。小さい頃のまだその辺が固まっていなくて、なおかつ基本的なことを吸収できる時期に覚えれば、神経と筋肉はOKでしょう。 問題は、その信号を正しく出す脳です。これには生まれ持った素質が大きく関係してくると思います。 ちなみに私は右利き用のバイオリンを短い間習っていたことがあって、合わないので辞めました。今考えると左利き用ならできた気がします。ギターひくのも左利きだし。
お礼
脳機能との関係は、はっきり知りませんでしたが、あるかなあと、経験的には思っていました。 興味ある回答を頂きありがとうございました。
お礼
興味深いお話をありがとうございました。 3と4の指のヒラヒラ、ぜひ試してください。 ピアノを始める前にやるそうです。 いつか結果を教えていただけるとうれしいです。