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過酸化水素
酸化剤の働きをする場合の過酸化水素は なぜ、Hの酸化数を考えないでOに着目するのですか? (なぜ、Hが還元する式にならないのか) よろしくお願いします。
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過酸化水素 H2O2 の中で、Hの酸化数は+1, Oの酸化数は-1 です。 ※「Hの酸化数は+2, Oの酸化数は-2」でないのはなぜか、と聞かれるかもしれませんが、H原子は電子が1個しかないので+2になりません。 Hの酸化数は、物質により、+1(ほとんどの水素化合物), 0(水素の単体), -1(水素化物) のどれかです。過酸化水素のHが還元されるとすると、酸化数は0か-1になるはずです。 しかし、No.1様のご回答の通り、過酸化水素が酸化剤として働くときに、水素の単体や、水素化物が生じるような反応は起こりません。たとえば、 H2O2 + SO2 → H2SO4 [ア] 酸化数は、Hが+1→+1, Oが -1→-2, Sが+4→+6 なので、Oが還元され、Sが酸化される反応です。Hの酸化数は変化していません。 ※なお、強い還元剤が作用すれば、水素の単体が発生することもありえます。それは、過酸化水素のOが還元されたあとで、残ったHがさらに還元されるということです。過酸化水素の酸化剤としての性質とは関係がありません。 疑問の点があれば、補足してください。
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- shkwta
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No.2の補足への回答です。 >やはり、詳しいことは大学で習うのでしょうか? 大学は高校と違って、決まった教科書があるわけではないし、学部・学科もいろいろあるし、大学や教員によっても授業方針が異なりますので、わかりません。 しかし、『酸化数の計算と酸化・還元の判定』は高校で習っているだろう、習っていなくても自分で勉強するべきだということで、授業で復習してくれない覚悟をしておいたほうがいいと思います。やはり、高校で理解したほうが良いでしょう。 それと、「過酸化水素で、還元される(酸化数が減る)のは水素原子でなくて酸素原子である」というのは、大学の理系の人にとって「そんなの、当たり前だろ」だと思います。しかし、あらためて「なぜだか説明してほしい」と言われると、これはなかなか面白い問題に思います。 (他の方の説明も、聞きたいですね) もし、No.2でよくわからない点があるとか、「こういう計算をしたら、水素が還元されると考えることもできるんじゃないの?」というようなものがあるという場合は補足してください。
お礼
いろいろ、ありがとうございました。
- Ichitsubo
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実際の実験結果として、過酸化水素中の水素は還元されていないからです。
補足
ありがとうございました。 つまり、根拠を気にせず丸暗記すればよろしいのでしょうか?
補足
やはり、詳しいことは大学で習うのでしょうか?