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酸化還元電位 アルカリ 過酸化水素

はじめまして。私、大学の卒業研究で困っていることがあります。 過酸化水素の酸化還元電位についてです。 使っている環境は、アルカリ性(pH=11.0)です。 過酸化水素濃度と酸化還元電位の関係を調べようとしておりまして、測定したところ、過酸化水素濃度に依存なく、全てで-50mVとなりました。 過酸化水素が何故アルカリ性で還元剤となるのでしょうか? それと、私のこの解釈は正しいのでしょうか? 化学のプロフェッショナルの方々のお知恵をぜひ教えてください。 宜しくお願いいたします。

みんなの回答

noname#160321
noname#160321
回答No.1

詳細は省きますが、過酸化水素はアルカリ性ですとヒドロペルオキシアニオン(HOO^-)になっているので、 HOO^- ⇔ HOO・ + e^- の平衡が主導的になり、還元剤としての相貌を示すと思います。 酸化還元電位はpHで大きく変わります。 過酸化水素も酸性では、 HOOH + H^+ + e^- ⇔ HO^- + H2O が主導的なので相貌ががらりと変わると思います。 ただ、過酸化水素の濃度に依存しないというのは少し変です。 一応pH数カ所で測ってみて下さい。 いずれにせよ、電気化学は熱力学に非常に良く対応しますので、多くの反応が関与しているときの解釈はかなり恣意的になってしまいます。

vyongari
質問者

お礼

ありがとうございます。pH測定領域を変えて測定してみます。

vyongari
質問者

補足

もう一点、現在の研究で気になっていることがあります。 アルカリ性で過酸化水素を添加したある素性の溶液を作りました。他のアルカリ成分がある為だと思いますが、+100mVの酸化還元電位です。そこに、ある共有結合体を浸漬したところ、酸化還元電位が+に上昇していきました。(経時変化で) この現象は、共有結合体が還元されている(過酸化水素が酸化剤として働く)のか、共有結合体が酸化されている(過酸化水素が還元剤として働く)のかというと、酸化になるのでしょうか? 恐れ入ります。ご知見ありましたらぜひ教えてください。