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無農薬での製品作りは、絶対に不可能なの?
はじめまして、 先日、農薬のことを調べたくて、農水省のホームページの、 Q&Aコーナーにある、農薬Q&Aを見ました。 そこで、「なぜ、農薬を使うのですか」という質問に対し、 無惨な姿のキャベツやリンゴを写真で見せ、 「無農薬では、全く収穫できない、ジュース用にもならない」 と断言しています。 しかし、巷では、無農薬農家の方ががんばっているお話をよく聞きます。 あれは、すべて嘘なんですか? 無農薬栽培は、手がかかるというのは分かりますが、 必ず失敗するというような書き方の農水省及び、工業会のページに、 驚愕を覚えました。無農薬思想への敵意さえ感じられます。 これを、どう解釈すればよいのでしょうか。 農水省に問い合わせても、「分かりません。工業会に電話してください」 と言ったまま返事がきません。 無農薬とは言っても、黙って農薬を使っているよ、ということでしょうか。 無農薬農家というのは、幻想なのでしょうか。 回答をよろしくお願いします。
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キャベツの無農薬栽培はわりと簡単です。 薄い不織布をかけて虫が侵入しないようなトンネルを作り、 この中で栽培すると無農薬にできます。 キャベツ以外の野菜にもよく使われています。 リンゴの無農薬は難しそうですね。 見たことありますか? 実は袋かけで何とかできると思うのですが、 花や葉はどうしようもないですし、 木酢を使っただけでも、無農薬とは言えないはず。 で、以下は妄想です(笑)。 (1)農薬作ってる会社から、それなりの献金があれば、 そういうwebデザインにもなるでしょうねえ。 (2)HPを作る連中は、農業に詳しくはありません。 顧客の言いたいことを、安直に表現した結果、 変てこなページになってたのかもしれません。
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- virulence
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結論:無農薬でも栽培し、収穫できます。それも農薬を使用したものと同じくらいに。 しかし、前提条件があります。それは天敵相を豊かにする工夫があることです。天敵相を豊かにするためには、混作や不耕起などの工夫が必要となります。これらの工夫は名人芸の場合が多く、このため、無農薬栽培農家は極めて少ないのが現状です。無農薬栽培をやるためには,一般の農家には出来ない技術が多いのです。 アメリカでは、持続的農業の研究が行われていますし、日本でも研究者は少ないのですが、農薬を極力使わない農法の研究が行われています。病害虫の少ない栽培法や混作などの研究が進み、農薬を使わない農業が誰でも出来る日が近い将来くると思います。
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農薬を使わない農業が誰でも?! なんだか、心の中に豆電球がポッとともったような感触がしました。 私は素人ですが、老後の楽しみに、そういう研究をしてみたいですね。 豊かな天敵相ですか・・ だいたい、作物ごとに、害虫は決まっていますが、そういうのがいけないんでしょうね。一つの作物だけをかためて大量に生産する弊害でしょうか。 偏見ですが、アメリカの研究なんて、ろくでもない結果を招きそうな気が。 土地の規模や農業形態も違うだろうし、日本の研究はやはり日本の研究者の人にがんばってもらいたいです。 そういう研究に携われる人は、なんだかうらやましい。輝いてます。 回答ありがとうございます。
- last_time
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こんにちわ。「全く」ということについて、こういうことだと思います。 生産物の市場出荷には「等級」がつきます。つまり大きさ、形、甘味等の条件をクリアしないと市場に出荷できませんし、消費者も買ってくれません。 農薬を使用することは病害虫を駆逐し、「いい商品」を労働負担を少なくして生産することができる手段といえます。 食べ物としては「作れる」と言えますが、「商品」としては「作れない」という意味での回答だと思います。 それから完全無農薬は可能かという質問ですが、答えは「可能です」。 実際地元で行っている農家がいます。 しかし、農水の回答があいまいなのは、密集した耕作地で隣の農家が農薬を使っている場合、水と空気は共有しているので、当然農薬交じりの水を与えてしまい、飛散した農薬が付着する・・・「完全無農薬」とは言えないですよね。また、以前に農薬を使用していて、突然無農薬にしても、土壌に薬物が残留していても同様ですよね。地域差がありますが、言い切れないいろんな条件があってのことだと思います。 また、農水では、「無農薬」「低農薬」の基準を定めて商品に標示して良いとしています。が、何の薬品が、量はというのは、結局商品としての位置を確保できる基準に近い値としています。これは微妙ですよね。 作物か商品かで基準が違うというのは。 地元で完全無農薬を行っている方はいますよ。この方は、おじいさんの代で耕作を休止し、最近始めたばかりです。祖父の代には農薬がなかったらしく、かつ周辺は山地で誰も農薬を使っていないため、「完全無農薬」という作物を作っています。ただ、商品ではなく、自家消費(自分の家で食べる)、つまり作物として耕作しているので味、色、大きさは売って生活を維持できそうなものではありませんが・・・。 水稲で、以前政府が生産調整(減反)政策で、無農薬米を生産していたら、25%の減収となるので、その分は減反として良いというのもありました。 計算根拠は不明ですが、農薬の有無で生産量が25%増減するということでした。 農薬を使う理由として、収量を増加し、少しでも労働を少なく、収益をあげるという意味で開発され、今でも使用されています。いわば農家のためということです。人に害を及ぼすものは論外ですが。 収益を上げるためには効率よく生産しなきゃなりません。それでは土が痩せてしまうので、即効性のある無機質肥料を投入し、多く商品を作るため農薬により邪魔するものを寄せ付けない・・・。本来の植物としての能力はこれではね・・・。 有機肥料によって植物そのものの抵抗力を養い、耕地周辺の環境を良くしてできるだけ自然に近い状態で育てることがいい作物を作る条件ではないでしょうか。 その分、時間と労力がかさみますから、価格に跳ね返ってきますけど・・・
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詳細なご回答ありがとうございます。 そして、No2のHiramatuさんも、ありがとうございます。 やはり、なんといってもほぼ完全に虫のいない農作物でないと、 商品にはなりませんですね。ああ、軟弱な現代人よ! >食べ物としては「作れる」と言えますが、「商品」としては「作れない」という意味での回答だと思います。 こう、解釈できる大人はいいのですが、あのページは基本的に子供向けですので、子供たちがそこまで考えられるのか、と思います。 はっきり言って、説明不足と言われても仕方のないページではないでしょうか。 工業会の立場からの視点が強調されすぎている、といいましょうか。 一つ疑問なのは、問題のページにおいて 「1670年代に、水田に鯨油を滴下して、虫を払い落とす方法が見出されています。」とかかれてあるのに、 現在の農薬というのは、化学的な物質をいじることに一生懸命で、 それ以外の視点に欠けているのではないかという点です。 工業会は、化学のプロとしてプライドがあるのでしょうね。 どうも、生意気言ってすみません。
農水省は、無農薬だけで農業をやられたら、日本の食料はえらいことになってしまうよということをいいたいのでしょう。 無農薬野菜だけで生活できるとしたら、それは素晴らしいことでしょう。ただし、それでは十分な収穫が得られません。一部のお金持ちが生活する分には十分でしょうけど、より多くの人の食糧を確保しなければならないという現状には見合わないでしょう。もっとも、多くの人が粗食に勤め、なおかつ田畑を圧倒的に広げるのであれば別かもしれませんが。 無農薬で頑張っている農家はありますが、それは圧倒的多数の農家が農薬を使って多くの人に食糧を供給しているという状況が合ってこそ初めて成り立つものです。世界中の農家が農薬を使わなくなったとしたら、僕のような中流の人間はご飯を食べられなくなるでしょうね。
お礼
国が第一に、生産量の低下を危惧しているのはよくわかります。 理解できます。 ただ、無農薬の写真として、単純に失敗作を掲載するのは、 あまりにも、国民を馬鹿にしすぎだと思いませんか? もし、無農薬で手をかけずに放置した結果であれば、 「無農薬で放置した結果」と説明を入れるべきです。 そして、 「無農薬栽培は、たいへんに手がかかり、現在の日本の農作物収穫量を 保つためには、適量の農薬使用が必要である。」 という説明を入れてこそ、適切なのではないかと。 だから、あなたの意見と私の意見は、同じ立場だと思っています。
- xruz
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無農薬野菜の種類 1.減農薬野菜 2.低農薬野菜 3.有機野菜 4.無農薬野菜 5.完全無農薬野菜 ここでいう4の無農薬野菜は「農薬は使わないが化学肥料と除草剤を使用しているもの」です。 5の完全無農薬野菜は「土に3年以上農薬を使用せず化学肥料も除草剤も使用していないもの」です 「完全無農薬野菜」を作られ、がんばっている農家の方々が日本全国にいらっしゃいます。
お礼
回答ありがとうございます。 一般消費者には、結構ややこしいですね。 完全無農薬の農家もやはりあるんですか。よかったです。 そういうところの見学など、一度行きたいものです。
お礼
不織布の案はいただき!今度挑戦します。 土壌の関係で、完全無農薬とはいきませんけれど。。 リンゴは知りませんが、梨なら、 「毒の実にするつもりか?」 というほど、農薬をかけていますね。にっくきカメムシのせいで! (1)についてですが、webの作成自体を工業会がしているそうです ある意味、洗脳の意図を感じます。(言い過ぎかな) (2) 結局、誰が責任者?という感じですね。 役人って・・・と愚痴りたくなるのは私だけでしょうか。 回答ありがとうございました。