一般に次元といえば直線、平面、空間のいわゆる1、2、3次元が知られているようです。
数学ではもっとも普通にはその空間の中での位置(と、その変動)をあらわすのにいくつの変数が必要か、という意味で使われることがもっと多い言葉です。グラフのことを習ったときx座標とy座標なんてのがあったと思います。その場合xとyだから2次元。空間内の位置はもうひとつ「高さ」を考えなければいけないので3次元になります。
4次元はアインシュタインの理論ではこの3次元にもうひとつ時間をくわえて考えているのですが、人間は時間の中を移動してはいるのですが、自由に移動ができません。
数学的には独立に取れる変数の数だけ次元を考えるので3~4どころか11次元も100次元も問題なく使えます(使われています)。
図形に描くのはむつかしいですが、計算はできるわけです。
また空間の埋まり具合、という意味で次元を使う場合もあって(フラクタル理論とか)1.3次元なんてのがでてきたり、またヒルベルト空間論などで無限次元なんてものまで出てきますが。
つまり1.座標の「変数の数」、2.「空間の広がり具合」この空間は数学的なものなので物理的な実在である必要性は全くなし、3.物理の「方程式の変数の数」この場合実在する宇宙はどういうものかと考えている、の概ね3種類(完全に別のものというわけでもないのですが、少々ニュアンスが違う)があると思います
他に国語的用法「次元が違う」、宗教・SF・オカルト的用法「異次元」「高次元」などがありますが、これらは先に述べたこととは全く無関係です。
お礼
そうだったんですか!!ありがとうございました!☆