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アルコールによる殺菌
細菌は何故アルコールによって殺菌できるんですか? アルコールが細胞膜を破壊するとかなんですか? もう一つ質問させてください。 細胞の構成成分である燐脂質はアルコールやクロロホルムのような溶媒には溶解しますよね。 それなら何故生物の細胞はアルコールなどによって溶解しないんですか?
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生体の細胞もアルコールによって脂質が溶解しています。アセトンやクロロホルムを手につけてしまうと手が白くなりませんか? またアルコール/水の混合液の浸透力が強いと言っても、あくまで細胞レベルの話で、人体に危険が及ぶほど深くは浸透しません。また皮膚は言うなれば死んだ細胞が表面を覆っているので、平気なのです。 もし傷を負った状態で溶剤を触ると痛いです。 しかし化学工業系従事者の中には長年の有機溶剤の使用で鼻や喉の粘膜を溶剤にやられてしまうことがあります。大学レベルでも長時間の仕様などには手袋、マスク、メガネを用いるようにしましょう。
その他の回答 (2)
#2のお答えのように何事も「程度次第」ですね。^^ アルコールの表皮への浸透度と膜の溶解度を考えると、#2のお答えにあるように「死んでしまった」角質上皮が覆っている身体の表皮ではアルコールの浸透にかなり抵抗します。 一方これもお話に出てきたクロロホルムでは浸透能力も溶解能力も高いので、角質層が薄い手指の付け根の谷間部分にクロロホルムなどが付くと痛くて大変。浸透してしまっていますから洗ってもすぐには直りません。 一方身体の内部の粘膜ですと角質上皮がないも同然で粘液質の下の粘膜は粘液がはがれると死んで剥落してしまいます。 昔(今も?)アル中だった頃、夜中お酒を買いに行くのも面倒なので消毒用アルコールを水で割って色々な濃度の「お酒」を作りましたが、やはり60%以上のエタノールは飲むのがつらいです。(爆) (「おいしい水」で割ると安酒よりおいしい。試薬の「無水アルコール」は飲めません。「95%エタノール」を飲んで下さい。飲む奴は居ないか。) 傷口でしたら手術にも使われるアクリノール水溶液をお使い下さい。黄色いのでちょっと嫌。 細胞を構成している脂質二層膜と有機溶媒については「生物」のカテで聞くと良い答えがたくさん得られると思います。 <(_ _)>
お礼
試薬のエタノールを飲む気にはなかなかなれませんね・・・。昔学生実験で粘土計によって表面張力を測定する実験で50%エタノールを吸い上げてしまったことがあります。そのときは不味いといか、痛かった記憶があるもので・・・。丁寧に教えてくださってありがとうございました♪
- dokokani
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そうです。 細胞膜の脂質の溶解が起こり,タンパクや核酸を変性させさせます。
お礼
ありがとうございます。やっぱり脂質の溶解は起こってるんですか。参考になりました。
お礼
浸透度の問題なんですね。たしかにアセトンが手につくと白くなりますね。あれって手の油が落ちてるのかと思ってました・・・。ありがとうございました。