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シェークスピアについて
お世話になります。 突然ですが、ウィリアムズ・シェークスピアについて裏話、面白いエピソードなどご存知の方がいましたら教えて下さい。 よろしくお願いします。
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面白い話に限定すれば、 ・18歳のとき、8歳年上のアンと結婚、半年後に長女誕生。 ということは「出来ちゃった婚(英語では、娘の妊娠に怒った花嫁の父親が銃をつきつけて無理やりさせるということで、shotgun marriageといいます)」ですね。今で言うと、好奇心旺盛な高校生が行き遅れのOLに誘惑(?)されて・・・。当時、彼がアンの家に夜這いしたとされる道が遊歩道として残っています。 ・シェイクスピアのつづりが何通りもある。 現在はShakespeareとされていますが、洗礼記録にはShakspere、結婚許可書にはShaxpere、結婚契約書にはShagspere、遺書にはShakespereとつづられている。非実在説派は、これを「自分の苗字もスペルミスするほどの教養の低さ」の証拠だとしますが、当時の英語は正書法が確立していませんでした。ちなみに「ウィリアム」のつづりも一定ではありません。 ・劇団が劇場ごと引っ越す。 彼の劇団が初期に公演を行っていたのは、ロンドン・シティ郊外のシアター座ですが、市側の規制や地主とのいさかいから、テムズ川南岸に引っ越すことにしました。このとき地主側にシアター座の建物の所有権があったのに、地主がロンドンを留守にしたあいだに、劇団員総出で建物を解体してしまい、その材料を船で運んでグローブ座を建てたそうです。地主側は当然劇団を告訴しましたが、いちおう「全く新しい建物」とされて、シェイクスピア側の勝訴となりました。 ・墓に呪いの文句を刻ませた。 最後の一行は「わが骨を動かすものに災いあれ」 まるで古代エジプトのファラオみたいです。この異様な墓碑のため、非実在説派の人々の間でいろいろな憶測を呼んでしまい、彼の墓を暴こうとする者があとを絶ちませんでした。 ・遺言の謎。 確かに妻アンには「二番目にいいベッド」しか残していませんが、当時の法律では妻は自動的に遺産の3分の1をもらえたそうなので、夫の死後貧乏暮らしになったわけではありません。
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- saebou
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No.1の方もおっしゃっているようにシェイクスピアのプライヴェートな部分はほとんどわかっていませんが、死ぬにあたって妻のアンに遺書で「二番目によいベッド」を残したため、夫婦関係が悪かったのではないかという噂もあります。また、多少扇情的な話になりますが、有名な『ソネット集』の解釈によっては同性愛の相手であるパトロン+おそらく人妻であろう女との泥沼の三角関係を読み込むこともでき、この恋愛スキャンダルをふくらませてオスカー・ワイルドが「W.H氏の肖像」という短篇を書いています。
- junt
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シェイクスピアの名前なら、日本ですら誰一人知らぬ者はいません。けれどもその背後にいる人物、もっとセンセーショナルな言い方をするなら、その『仮面の陰にいる男』がどんな人物かとなると、イギリスでさえ知っている者はほとんどいません。学者の間でさえはっきりしません。 シャイクスピアの伝記については、よく分からない点が非常に多いのです。シャイクスピアがどんな人物だったか手掛かりにできるのは、シャイクスピアの劇、それに14行詩集や二編の長詩しかないのです。 作者の姿が謎に満ちていて、世の中には、シャイクスピアは実はシャイクスピアではなく、彼の作品はフランシス・ベイコンが書いたものだとか、オクスフォード伯の書いたもの、あるいはエリザベス女王が書いたのだという説さえあるほどです。