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「ちいさい秋みつけた」の歌詞の謎
「ちいさい秋みつけた」の歌詞(2番)に、「お部屋は北向き曇りのガラス うつろな目の色溶かしたミルク 僅かな隙から秋の風」とありますが、なんだか貧乏長屋の様子かな、と思えてしまいます。サトウハチローは、この歌詞によってどのような状景を描写して、秋の到来を詩にしたのでしょうか。また、「うつろな目」は、誰の目なのでしょうか。
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ガラスを窓に使えるのですから.ある程度裕福な家です。 低所得者の場合に普通北側の窓は.障子か.窓なし(板戸)ですから。 「溶かした」(コンデンス)ミルクは.当時デパートにしか売っていなく.ある程度の高額所得層です。
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- suuzy-Q
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ううん。うろ覚えなんだけど。 この詩を書いた時は、本当に貧乏だった。 うつろな目をしているのは、当時、 病気だった、自分の子供。 溶かしたミルクは、病気の子供に 少しでも栄養を与えようと用意した粉ミルク だったと、思う。間違えてたら、す、す、すまん。
- lacoffee
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あくまで推測ですけど・・・。 この歌は全体的に、騒がしく派手なイメージの夏から、少しセンチメンタルな秋の訪れを描写しているのではないでしょうか。 >お部屋は北向き曇りのガラス 歌詞そのまま。北側に面した部屋の「曇りガラス」。南向きのガラスが透明なガラスだとすると、夏の陽をいっぱいに浴びますが、北側の曇りガラスはその反対のイメージを想像させます。2階の部屋(?)というイメージも受けます。 >うつろな目の色溶かしたミルク これは先ほどの曇りガラスをイメージしているのでは?人の(主人公・作者?の)目をガラスに例えて、ここで秋の象徴としている曇りガラスに重ねているのではないでしょうか。ぱっちりと開いた目ではなく少しうつろに、しかもミルクを薄めたような濁り具合が曇りガラスのようですね。 >僅かな隙から秋の風 貧乏長屋という想像も出来ないこともないですが、昔の家は今のようにアルミサッシもなく木枠の窓でした。ちょっと強い風が吹くとガタガタ揺れたり、隙間からスウッと風が吹き込んだり。そのなにげない現象がちょっとさびしい秋の訪れを感じさせる気がします。 この時代の人は何の違和感もなく、こういったことで季節の移り変わりを感じとっていたのかもしれませんね。一年中エアコンのもとで暮らしている私たちには、季節の移り変わりがわかりづらくなってきていますが。 サトウハチローの詩は、おかあさんの詩に代表されるようにどれも裕福な家庭の感じは受けず、物悲しい感じがしますが、個人的には大好きです。
- ichien
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曇りのガラス=うつろな目の色=溶かしたミルク。つまり乳白色だと思いますがどうですか? それで、「貧乏長屋の様子かな」と言うのは決して誤ってはいないでしょう。ただ、この曲が作られた頃の日本ではそれが極く普通のことだったと思います。