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ゲルろ過クロマトグラフィー
ゲルろ過クロマトグラフィーを用いて蛋白質の分離をしたのですが、なぜ蛋白質溶液をカラムベッドに加える前にすべてバッファーがカラム内部に入った状態にしたのでしょうか? 図書館で調べてみたのですがいまいちわかりません。 お願いします。
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カラムをバッファで平衡化した後、余剰のバッファが吸い込まれてカラムトップから無くなってから、サンプルを乗せる理由ということでよいでしょうか。 カラムトップにバッファが残っている状態でサンプルをのせると、サンプルが希釈されて体積が増えてしまい、分離が悪くなるからでは? 原理上、サンプルの体積は可能な限り小さいほうがいいのです。 極端な場合を考えて見ましょう。サンプルの体積がカラムの体積より大きいとします。すると、ゲルろ過された最初のフラクションがでてきたとき、これからゲルろ過されるサンプルが、まだ残っていることになりますね。すべての分子量のたんぱく質が、すべてのフラクションにだらだらと薄い濃度で入ってしまうことになってしまいます。
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- aka_tombo
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回答No.1
理由は2つあると思います。 一つは操作中のタンパク質の変性を防ぐこと。 もう一つはゲルの細孔が持つ吸着に関連する電気的特性を中和し、分離に作用する要素を穴の大きさだけにすることです。