- ベストアンサー
Hydroxyapatite による低圧カラムクロマトグラフィーについて
臓器のホモジェネートを遠心分画して得たタンパク質をさらに精製しようと考えています。 研究室にHPLCの装置がないので、低圧クロマトグラフィーを行いたいのですが、カラムクロマトは初めてなので手技が良くわかりません。 参考にしている論文に the supernatant was loaded on a column filled with 1g of dry hydroxyapatite. とあるのですが、担体を粉末状態のままカラムに充填するということなのでしょうか? バッファーで膨潤させてから使用するものと思っていたのですが・・・ それと、使用するカラムはBio-Radのポリプレップカラムでも可能でしょうか? 同じくBio-Radのエコノカラムもあるのですが・・・ それから、Hydroxyapatiteの担体の再生は可能でしょうか? 初歩的な質問ばかりで申し訳ありませんがご教授願えたらと思います。 なにか推薦される図書がありましたら教えていただきたいです。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
今から10年以上も前になりますが、ある研究所でHydroxyapatiteの合成研究をしていました。 低圧クロマトグラフィーを使った事がないので、自信なしですが、担体(単体?)を粉末状態のままカラムに充填するというのは聞いた事ありません。どのように充填するのか私も知りたいものです。 私が充填していたのはHPLCを利用して、ステンレスカラムに粒状(2μ~5μ顆粒)アパタイトをバッファーで膨潤させて、充填していました。 低圧クロマトグラフィーでしたら、Bio-Radのポリプレップカラムでも大丈夫だと思いますが、使用圧はどの位になるのでしょうか?(この辺が未経験ですので、分かりません。) >Hydroxyapatiteの担体の再生は可能でしょうか?⇒一定期間内(使用頻度による)なら再生可能ですが、再生方法は色んな方法があり、一長一短と言う所でしょうか? 私の研究所でも、再生実験を行なった事がありますが、その時は、電気炉で加熱すると言う方法でした。加熱温度によって、かなり性質が変化しますし、全く使えなくなる場合もありますので、これはアパタイトの特質依存のようです。 参考文献と言う事ですが、最近の情報は掴めていませんので、各企業の研究発表資料とか、学会のレポート位しか思いつきません。(すみません!) あまり参考にならない書き込みで、申し訳ございませんが、多少なりともお役に立てればと思い、お邪魔致しました。(元々は合成実験屋でしたので…。)
お礼
ありがとうございます! まったく初心者の質問でお恥ずかしいです。 たしかに粉のままでいいわけないので、これはdryの製品を自分で膨潤させてということですね。 再生についても興味深いお話をありがとうございました。 hydroxyapatiteを合成していた方のお話が聞けるなんて・・・