聖書を信じる者にとっては、言葉をそのまま信じ解釈すればいいのです。ですが、神を信じようとしたときに、聖書の言葉に疑問を抱き、さまざまな解釈が生まれます。ですが、普遍的な解釈などはありません。そこで、私なりに今思っている解釈をしてみます。
1.アダムにとってイブ(エバ)は、骨の骨と言われるくらいに、アダムの存在の精髄ですから、イブはアダムの生命そのものです。
2.善悪は神に背いたことにより生まれた。神に背かなければ、善悪は存在しなかった。このことをまず知ってください。「善悪の知識の木」の名前は、どのような名前でも同じです。神がその木から、実をとって食べてはならないと言われれば、その木は「善悪の知識の木」になります。
3.子供のときには立ち小便などしても、恥ずかしがらなかったことも、成長するにつれて恥ずかしくなるものです。恥ずかしがるということは、知識がついたという証拠です。
4.人間は天に向かい重力に逆らって立つことにより、赤ちゃんから大人へと成長します。ですが、蛇は天に向かって立つことができません。天に向かっているということは、天国を目指すことの象徴でもあります。蛇はその象徴を失ったということになります。