- ベストアンサー
謙譲語の名詞・接頭語・接尾語の敬意の方向
今古文を勉強していまして、動詞の場合は説明されていてわかるのですが、名詞・接頭語・接尾語の場合の敬意の対象がはっきりとわかりません。敬意の対象は誰なのでしょうか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「憶良らは今は罷らむ子泣くらむ・・・」<万・三・三四〇> これは、宴会で歌を聴いた人々へ「憶良ら」という言葉によって謙遜を込めたものでしょう。発言(動作)を受ける人への敬意と考えます。 「拙者めが、検分の役つとむるも」<浄・菅原伝授> これは読んだ記憶がなくなってしまっています。読んだことないかもしれません。 ネット検索してもこの場面の文脈がわかりませんでした。 もう少し文脈がないと地の文かも会話文かも誰の行為なのかも全然わかりません。可能ならもう少し文脈ください。 あなたの学力がどの程度かわかりませんが、浪人生でらっしゃるようなので古文については私と同等かそれ以上かもしれません。高校程度の学力があれば謙遜語だとわっかていらっしゃるようですし、敬意の対象は文脈上わかるのではないでしょうか? 私などが回答し大変、恐縮です。もし追加回答を望まれるなら、質問者様の理解のためにも、もっとたくさんの例文を少し長めに補足されるといいのではないでしょうか。あるいは私以外の専門家の方も的確な回答をくださるかもしれません。 また、経験上、入試では述語部分しか敬意の対象を問うものがないと思われます。文脈把握のために名詞・接辞の敬意の対象がわかるほうがいいですが、私なども述部以外は文脈上から敬意の対象を測りました。 しかし、せっかく気になったのだから、明確に知っているほうがいいですよね。。
その他の回答 (3)
- fuyumerei
- ベストアンサー率22% (28/123)
No.1です。 おっしゃる意味がよくわかりませんです。。 >名詞から動作をする人、動作を受ける人をどうやって見分けるのでしょうか? 尊敬語で、殿・帝・上・~殿・~君・~上などは敬意の対象がそのまま出ているのでわかるのですが、尊敬語の御前・御~や謙譲語の拙者・拝~・愚~・~どもなどは敬意の対象がよくわかりません この文(語)ならわかる。この文なら敬意の対象がわからない。といった例文を補足して説明いただくとこちらも説明もできるかと存じます。
補足
尊敬語は例えば帝という言葉が出てきたら、それでもう帝が敬意の対象とわかるのですが、謙譲語は自分をへりくだって言うだけで、誰に敬意を払っているのかよくわからないんです。謙譲語の動詞の場合はわかります。例えば申し上げるだったら申し上げられる人に対する敬意ですよね。でも下の文のように、「拙者め」「憶良ら」という場合は誰に敬意を払っているのでしょうか?お願いします。 「拙者めが、検分の役つとむるも」<浄・菅原伝授> 「憶良らは今は罷らむ子泣くらむ」<万・三・三四〇>
- pananpe
- ベストアンサー率47% (34/72)
敬意の方向(対象)は、動詞・名詞……といった品詞の違いは、全く関係ありません。 関係あるのは、No.1の方が書かれているとおり、その語が尊敬語・謙譲語・丁寧語のどれか、ということです。 だから、動詞の場合が分かれば、名詞や接辞の場合にも、同じように当てはめていけば良いのです。 その名詞(もしくは接辞)が、尊敬語・謙譲語・丁寧語のどれなのかを、まず考えましょう。それがわかれば、あとは動詞と全く同じです(No.1の方が書いてくださった法則に当てはめましょう)。 ちなみに、入試問題で敬意の方向が問われるのは、動詞と助動詞だけだと思っていいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 敬意の対象は、品詞による違いは無いのですね。 でも、名詞から動作をする人、動作を受ける人をどうやって見分けるのでしょうか? 尊敬語で、殿・帝・上・~殿・~君・~上などは敬意の対象がそのまま出ているのでわかるのですが、尊敬語の御前・御~や謙譲語の拙者・拝~・愚~・~どもなどは敬意の対象がよくわかりません。
- fuyumerei
- ベストアンサー率22% (28/123)
誰から誰への敬意かは、以下ABにより判断します。 A:誰からの敬意? その敬語が地の文にある→作者からの敬意 その敬語が会話文中にある→発言者からの敬意 B:誰への敬意? その敬語が尊敬語→動作主への敬意 その敬語が謙譲語→動作を受ける人への敬意 その敬語が丁寧語→地の文では読者への敬意 →会話文では聞き手への敬意 ご質問の趣意に沿うものと思われますが。。。
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。 仰るとおり文脈上からわかると思うので、そうしてみます。いろいろとありがとうございました。
補足
「拙者めが、検分の役つとむるも」<浄・菅原伝授> 「憶良らは今は罷らむ子泣くらむ」<万・三・三四〇> (旺文社古語辞典第九版より) 「拙者めが、検分の役つとむるも」(菅原伝授手習鑑) 「憶良らは今は罷らむ子泣くらむ」(万葉集・巻3・340)