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おやゆび姫(アンデルセン)はなぜヒキガエル(蛙でない)
英語にはヒキガエルはtordで他の蛙と区別されています。アンデルセンはなぜ蛙でなくヒキガエルを選んだのでしょうか。ヒキガエルの持つイメージが重要だったのでしょうか。たまたまだったのでしょうか。アメリカ人にも蛙よりヒキガエルは物語に合いしっくりなのでしょうか。文化土壌を教えてください。
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なぜ、アメリカなのでしょうか。現代の英語が成立した文化の 大部分はイギリスですよ。それとも、イギリス英語との違いを 注目しているですか。それにおやゆび姫(アンデルセン)の原語 はデンマーク語です。アメリカについては他の方に任せます。 以下、ヨーロッパでのイメージについて書きます。 私の感覚では、ヨーロッパは生物の分け方ほぼ共通です。 カエル/ヒキガエル は [デ] froe/tudse :: [英] frog/toad :: [仏] grenouille/crapaud で、tudse,toad,crapaud は、乾いたイボイボの皮膚をしたカエル で 分類しにくい一般的なカエルは、frog 他を用いるようになってます。 アマガエルはどちらか微妙ですね。 [デ] loevfroe :: [英] hyla (tree toad) :: [仏] rainette (ここで、デンマーク語 oe は特有の一字で、代用表記しました。) 同様に、ハチ は [デ] bi/hveps :: [英] bee/wasp/hornet :: [仏] abeille/guepe ヨーロッパでは蜜を利用するハチは特別のようです。 原作 Tommelise (英題 Thumbelina )では、skrubtudse となっています。 英語名 European common toad で、イギリスよりデンマーク・フランス、特に ドイツではよく見られるカエルのようです。もちろん、アンデルセンが 醜さを出すため選んだものです。原文を読むとよくわかります。たとえば よく、 gamle (=[英] old ) という形容詞をつけてます。 イソップ物語の「アリとキリギリス」は 英題 Ant and Grasshopper で grasshopper は、バッタ・イナゴ・キリギリス・クツワムシなどを指し、 イメージから、うまく日本語訳を選んでます。
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- ikadevil
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こんにちは。 #1さんの仰る通り『醜さ』の表現のためということはあるかと思います。一般にカエルよりはヒキガエルを醜いとしますよね。 他の理由として、それぞれの生態も関係しているのではないでしょうか。 通常カエルは水中や水辺に棲み、ヒキガエルは比較的乾いた陸地に棲んでいます。まさかおやゆび姫が水中生活はできないでしょうから、この場合ヒキガエルの方がしっくりきます。 またグリム童話の『カエルの王子様』では、姫の鞠を池から拾う必要から泳ぎの得意なカエルが選ばれたように思います。他にもイソップ寓話の『カエルとネズミ』、歌舞伎の『児雷也(じらいや)』の大蝦蟇など水中の話はカエル、陸地の話はヒキガエルと棲み分けているようです。 回答になってなかったらゴメンなさい。
お礼
陸上というのも大きな理由でしょうね。ありがとう。
補足
これもしっくりした説得力のある内容と思います。ありがとう。
- happy_books
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文化土壌や歴史背景、英語やアンデルセンの原文にも まったく詳しくはないですが、親指のようなかわいい姫 (美白美少女?)といぼいぼで醜い茶色のカエルの対比 なんじゃないですかねー。 カエル Frog アマガエル Hyla Exciteの英語検索ですが、アマガエルもHylaと言う 名前?学名?がありますし。 ヒキガエルは変換できませんでした。 多少意図違いですかねー。
お礼
あいがとうございました。ポイントがなくてごめんなさい
補足
意図にぴったりあってます。無難な想像と思いますが。皆さんこれでよろしいのでしょか。(この方への誹謗では決してございません。ただ答えを広く求めます。)
お礼
私もヒキガエルの言葉に醜さを感じます。ありがとう。語源はなんだろう。国語のサイトへ飛びます。
補足
デンマーク語まで立ち入る自信がなかったので、英語で様子を知りたくて、また私は(日本では?)英国より米国の影響が音楽面でも多く雑誌もアメリカのが多いので足がかりとして、アメリカを選びました。英国そしてデンマークまで触れていただいてありがとうございます。