昔、ある事情で、ヒキガエルをしばらく飼わざるを得なくなったことがありました。
おっしゃるとおり、コオロギなどの虫が目の前を通ると、舌を伸ばして虫をからめとり、口の中へ引き込んで飲み込みます。
それこそ一瞬の早業で、口がパクンと動いたのが見えたときには全てが終わっています。
目の前と言うのは、伸ばした舌が届く範囲ですが、具体的な距離は覚えていません。
しかし、そうそう生きた虫は手に入りませんので、代用品を考えました。
小さく切ったソーセージなどを糸の先に結びつけてぶらさげ、
ホラホラ虫だよ、などと言いながらヒキガエルの前を往復させるのです。
カエルの目がキョロッと動いてソーセージのかけらを見たなと思った瞬間、
ソーセージは口に収まり糸だけが口からはみ出しています。
そこで、よく言えば科学的探究心、正直に言えば悪戯心をおこして、
糸の先に消しゴムのかけらとかゼムクリップなどをくくりつけて同じことをやってみました。
可愛そうにカエル君はどれも飲み込んでしまいました。
どうやらヒキガエル君は、それが虫なのかソーセージのかけらなのか、
はたまた消しゴムなのかを見分ける視力知力を持ち合わせておらず、
目の前を通過する小さなものは何でも飲み込んでしまうようです。
それも無理からぬことで、自然界ではカエル君の目の前を消しゴムやゼムクリップが飛び回るようなことはまず起こりえず、
動いているものはほぼ100パーセント虫でしょうから。
もっとも、うっかりハチを飲み込んであわてて吐き出すということはあるそうです。
そのヒキガエル君は、虫と違ってソーセージなどでは栄養に偏りがあったのでしょうか、
腹水が溜まり元気がなくなってきましたので、林の中に放してやりました。
お礼
そうそう親子ずれで顕れます。今度ミミズ捕まえておいて試してみます。 我が家にも雀食事にきます。違うグループごとにきて時々縄張り争いが見られます。 今の時期お米が取り入れ時期なのでそちらの方に行っているらしく滅多にこなくなりました。稲刈りが終わったら又うるさく来るでしょう。 雀も見ていると面白いです。 メジロを呼び寄せたいのですがまだ成功していません。 書き込み有り難うございます。