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生物の体温について
生物には体温がありますが、どういうメカニズムで熱を作り出してるのか教えてください。
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- kaazuu
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哺乳動物の体温維持は、『ふるえ熱』と『非ふるえ熱』でなされています。ふるえ熱は、その名のとおり、寒いときに体が震えることで、熱を産生します。非ふるえ熱は、震えることなく発熱するもので、発熱細胞が担っています(褐色脂肪細胞)。その発熱細胞の発熱の原因遺伝子が脱共役タンパク質と呼ばれるものです。 そのタンパク質は、ミトコンドリア内膜に存在していて、ATP合成を伴わずにプロトン勾配を解消する活性を持っています。つまり、電子伝達系におけるATP合成には、プロトン勾配が必要ですが、脱共役タンパク質は、プロトン勾配の解消時のエネルギーを熱にしている、と考えられています。 基本的には、体温の6割ー7割は、ふるえ熱で担われていたはずです。
- ruehas
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こんにちは。 動物の体温のほとんどは、細胞内で行なわれる「ATP反応」によって賄われているのだそうです。 「ATP反応」とは、「ATP(アデノシン三リン酸)」が「ADP(アデノシン二リン酸)」に変わる反応です。ちょっとややこしい名前ですが、要はリン酸の数が3つの「三リン酸」と、ふたつの「二リン酸」ですね。ATPからPi(リン酸)がひとつ外されてADPになるときにエネルギーが得られます。この、リン酸を3つ持ったATPが動物の体温の基であり、その90%が細胞内のミトコンドリアで作られます。 動物のエネルギー源は食べ物によって供給されます。食べ物はグルコース(ブドウ糖)という形で各細胞に送られますよね。まず、このグルコースが細胞内で更に細かく分解されてゆく過程で僅かづつエネルギーが得られます。これによってエネルギーを産み出すことを、酸素を使用しない代謝、「無機代謝」と言います。 そして、グルコースは最終的には水素と二酸化炭素にまで分解されます。この水素と呼吸によって得られた酸素を反応させるのがミトコンドリアで行なわれる「有機代謝」であり、エネルギー全体の約90%に当たります。 このようにして得られたエネルギーは直接体温に変わるのではなく、ATPの製造に使われます。無機代謝の段階でも、ミトコンドリアの外でATPの合成は行なわれます。 つまり、ATPとは食べ物から得られたエネルギーを一旦蓄積する物質なんです。これによって、初めて細胞内にエネルギーが分配供給されます。ATPは供給された場所で「ADPとPi(リン酸)」に分解されることによってエネルギーを放出します。このエネルギーが体温になります。残されたADPとPiはミトコンドリアに戻されますので、それを材料にして再びエネルギーを持ったATPが作られます。食べ物から得られる代謝エネルギーは、そのATP合成ために使われるわけですね。
- bantoh
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体温を保つシステムは複雑なメカニズムが有りそうですが,「体温を作る」のは,呼吸の働きです。 酸素+栄養分→エネルギー(熱)+二酸化炭素+水 というのが基本的な呼吸の反応ですが,これは物質の酸化・燃焼と同じ働きです。 酸化反応は発熱反応なので,体温を作り出すことができます。 激しく運動すると,呼吸=酸化の量が増加し,体温が上がりますし,睡眠中など,身体の活動が弱まり,呼吸量が少ないと体温が下がります。
- m770
- ベストアンサー率21% (140/653)
「高校」「生物」「呼吸」で検索してみて下さい。 自分も大昔に習ったのですが、全部忘れてしまいましたw。 下のサイトは検索の一例です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%BC%E5%90%B8