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「仕入れ諸係り」と「仕掛品」について
- 仕入れ諸係りとは、部品を仕入れる際の運送料や諸経費に関する費用のことです。仕入れ諸係りは原材料費に含まれますが、仕入れ数量によって材料原価が変化することについて疑問があります。
- 仕掛品とは、組み立てるための全ての部品がそろっていない状態の商品です。質問者は仕掛品がない場合に直接製品に工賃をのせても良いかについて疑問を持っています。
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質問者が選んだベストアンサー
1. 原材料が変わってきますね。他にも10個仕入れるときと20個仕入れるときで単価が違うなんてことも起こります。 実際のお金の動きに合わせる以上はこういうことは発生します。 それをなくすために考えられたのが標準原価計算や予定原価計算です。 標準原価や予定原価を決めて、それらで原価計算を行い、後から実際の原価との差額を出します。これにより予算とのずれを算出することができるし、例年との比較や、仕入れの実績を評価することができます。(安く成った分は仕入れ担当者や製造工程での効率化だと見ることができる) また、作った製品もどのようにして出庫(帳簿上)するかによっても原価は変わります。先入先出法であれば製造した順に出庫されます。移動平均法であれば、在庫された時点で平均化された金額で出庫されます。 会計方法には幾つかの手法がありますが、それぞれに長所と短所があります。標準原価計算にしても、理想的ではありますが、標準原価を算出する手間はかなりのものです。 選択した計算方法を毎年継続することで、これらの条件を平均化することが原則になっています。 詳しくは企業会計原則の7つの条文に表されています。 2. 企業の規模に応じて経理の手間を減らすことはあります。効率よく正確にあれば良いと思います。 現金主義と発生主義とありますが、支払したときに帳簿を書くか、支払うことが決まった時点で帳簿を書くかということです。 仕掛品にしても、材料が入ってきた時点で組み立てが始まっていると考えることができます。ようするに原材料費の一部は発生していて、残りの原材料費と労務費などがまだだという状態です。そう考えて仕掛品にして行くことができます。労務費が発生していなくても、仕掛品は原価の集積場所ですから目的に添うかどうかが重要だと思います。
お礼
申し訳ございません。 この質問をした頃はgooの仕組みがわかっていなかったもので、お礼を書きそびれていました。 とても詳しく書いていただきましたが、なにぶん私の頭は回転が遅いものでなかなか理解できず、回答者様の回答文の意味を紙に書き出して、尚且つ簿記2級のテキストを読み、なんとか理解できるようになりました。 残念ながら質問時の会社はわけあって退職しましたが、工業簿記も学んだほうが有利だとわかり、11月の2級検定を目指すことにしました。 再び質問をした際は、ご回答をいただけると幸いです。 有難うございました。