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なぜ危険? 硝酸化合物
ニトログリセリンなどの有機物はイメージできるのですが、 硝酸ナトリウムや硝酸カリウムみたいな無機化合物まで、危険なのはなぜなんでしょう。 亜硝酸化合物でも危険物がありますね。
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- ma-sa-000
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酸化還元反応について書いている方がいなかったので投稿しました まず、火薬の燃焼は火薬の酸化によっておこります 何かが酸化するためには必ず酸化剤が必要です 通常の燃焼では酸素が酸化剤となります しかし火薬では燃焼速度を稼ぐために効率的な酸化剤を加えます そしてそのひとつが硝酸イオンです(対になっている金属イオンは酸化還元反応に関係しません) ここで酸化数の話が必要になりますがここで書くよりも高校化学の教科書・参考書の方が詳しくてわかりやすいので省略します 半反応式は生成物によって下のいずれかになります NO3- (硝酸イオン、窒素酸化数+5) → N(窒素原子、窒素酸化数0) + 3O2-(酸化物イオン) + 5e- または NO3- (硝酸イオン、窒素酸化数+5) → NO2(二酸化窒素、窒素酸化数+3) + O2-(酸化物イオン) + 2e- 火薬は酸素と結合すると大きなエネルギーを出すので火薬の威力上、酸素の存在は重要かもしれませんが酸素の酸化数は変化しません(一度窒素と反応してますから・・・)
- M700
- ベストアンサー率66% (2/3)
基本的に硝酸系って危ないです。 爆薬(ニトロや黒色火薬)を作るにも硝酸で合成したり硝酸カリウムを混ぜたりするし。 塩酸や硫酸で金属を溶かすとせいぜい水素が出るくらいですが、硝酸は二酸化窒素とかいう毒ガスもどきが発生するし・・・。 発煙硝酸を手に一滴だけ垂らしたことがあるんですけど、一生跡が残る火傷になりました。「硝酸怖えぇ~っ」て思いました。
- TEOS
- ベストアンサー率35% (758/2157)
古い話になるのですので、詳細が曖昧になってますけど 参考までに。 私の会社、はるか昔に 硫酸とアンモニアを反応させて、 硫安を作ってましたが、反応の過程で、一緒に硝酸アンモニウムも少しだけ出来てしまうそうです。(わずかに入れる触媒の影響??) 有るときに、異常反応が起きて(硝安が原因)で、 硫安を造る工場が、大爆発で建物全てが吹き飛んでしまい 更地に変わってしまいました。 もちろん人間も、 多人数がバラバラにちぎれてしまいました。 硝安は、身近に有る薬品を混ぜると、爆薬になるので 注意が必要です。(肥料の純度でも可能) 真似る人がいるので 詳細は書きませんけど。 不用意に混ぜると危ないです。
- ss79
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硝酸アンモニウムは化学肥料として使用されると同時に爆薬の原料です。 ナトリウムやカリウム塩よりも爆発力は大きいです。 北朝鮮での事故は貨物列車の衝突事故でなんらかの発火源があり着火して爆発したもので搭載量が大量にあったので大惨事になったと思われます。
お礼
たびたびありがとうございます。 結局は「酸素の供給源」だということなのでしょうが、 NO3イオンに、それだけの反応性がある、ということなのでしょうか。 硝酸アルミニウムなどは、危険物の表示がなかったと思います。 硝酸イオン→亜硝酸イオンに変化すれば、酸素原子がひとつ出来ますが、 それ以前の反応として、硝酸イオンが窒素と酸素に分かれて酸素を放出する理屈・・・?
- ss79
- ベストアンサー率33% (258/765)
間違えました。 黒色火薬は硝酸カリウムと硫黄、木炭粉の混合物でした。 原理的には硝酸ナトリウムでも同様に作用する筈です。 ただ出来た黒色火薬の吸湿性は変わると思います。
お礼
早速の回答、ありがとうございます。 試験でもなんでもなく、単に興味です。 まえに北朝鮮で硝酸アンモニウムを積んだ貨車が爆発事故を起こした、という事故報道(北朝鮮の報道だからどれだけ事実かわからないですが)で、 肥料にするようなもんが爆発するか? という疑問をもったもので。 亜硝酸ナトリウムは、現物に「危険物表示」がしてあったのを見て、亜硝酸イオンも危険なのか?というところです。
- ss79
- ベストアンサー率33% (258/765)
原理は他の回答者の方のとうりです。 昔の火縄銃の発射薬を思い浮かべてください。 これは硝酸ナトリウムと硫黄、木炭粉の混合物です。 いわゆる黒色火薬です。 それ自体は安全ですが着火すると爆発します。 日本では昔、硝酸ナトリウムは産出しませんでしたから、尿と土を混ぜて床下に敷き長時間かけて硝酸ナトリウムに変化させて製造したそうです。 こうして黒色火薬の原料を得ていました。
- fromMtoM
- ベストアンサー率64% (70/108)
危険物取扱者や火薬類取扱保安責任者の勉強ですか? #1さんの述べておられることが答えなので、あとは補足です。 NaNO3(KNO3)自身は火を着けても燃えませんが、分解して酸素を放出しやすい物質です。だから、周囲の可燃物に酸素を供給して爆発的な燃焼反応を起こしてしまう助燃性が危険とされているのです。亜硝酸化合物の危険物も同様です。 自身は燃焼しないので、可燃物を除去してしまえばそれ以上の燃焼は避けられます。 また、ニトログリセリン等の硝酸エステル類(第5類の危険物)は、自身に含んでいる酸素を使用して燃焼するので、いったん着火すると消火は容易ではありません。
- nayu-nayu
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硝酸ナトリウム、硝酸カリウムは火薬の原料です。 危険物取扱者(第1類)の参考書などで詳しく解説されています。
お礼
すみません。 危険だから、危険物に指定され、火薬の原料につかわれるのだ、という理屈はわかるんですが、 じゃあ、なぜ、硝酸化合物はそんなに危険な物質であるのか、という疑問です。
お礼
ありがとうございます。 「化学」カテで質問させていただいてるとおり、 「なぜ、硝酸、亜硝酸化合物は危険なのか」化学的なメカニズムを知りたいのですが・・・。 簡単に窒素と酸素が分離して酸素を放出するものであるなら、自動車排気ガスなどの窒素酸化物などは、簡単に分解して大気汚染にならないようにも思うのですが・・。 硝酸カリウムなどは、カリウムという、イオン化度の一番強い金属がペアです。硝酸アルミニウムよりむしろ安定しそうな気もするんですが・・・。