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決定的な違い
哲学カテゴリーにも似たような質問がありましたが、ここでは生物学的に質問させていただきます。 人間と他の生物の決定的な違いは何でしょう? 答えが一つではないことは承知しております。 しかしいろいろと本を読む中で、脳の構造が違う、やれ時間という感覚が違う、だの、人間は後悔、失敗から学習する、だのという断片的な知識を消化する上で、体系的にこれを整理することにどうも苦労しております。 皆様のお知恵をお借りできないものでしょうか? m(_ _)m
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- caballero
- ベストアンサー率17% (31/182)
マグロとかつおぐらいですか? >人間と他の生物の決定的な違いは何でしょう? というよりも、それぞれが、すべてが決定的なのではないでしょうか。
- mori0309
- ベストアンサー率32% (12/37)
civilさん、こんにちは。mori0309です。(^。^) >人間と他の生物の決定的な違いは何でしょう? 人間にいちばん近いと言われているチンパンジーとの違いを考えました。 ・ヒトは服を着ている。(性器を丸出しにしていない) ・ヒトは食べ物を料理して食べる。 ・ヒトは文字を書く。(文字を持たない部族もいるかな?) 結局、文化を持っているかどうか(生活が「動物」的であるかどうか) という違いはあっても、生物学的な違いは、ないのではないでしょうか。 生物学的な違いを無理にでもあげるとしたら、前頭葉の有無(または発達度合い)?
- robking
- ベストアンサー率60% (3/5)
初めまして。まず質問の内容から分析しようと思います。 生物学的見地における、人間と他の生物との決定的な相違点は何か?そしてそれの体系的定義をする、という感じですよね。 いまある生物学の中で最も普遍的な概念は「ゲノム」だと思いますけど、要するに「高分子DNAの設計図」ともいえる物です。あらゆる生物はこの「ゲノム」としての記述が可能で、大腸菌の場合なら「大腸菌ゲノム」で、人間ならば「ヒトゲノム」と呼びます。塩基配列として表され、A・T・G・Cという4種類の文字列として記号化されます。つまり生物ならばこれらたった4種類の構成要素から成り立ち、構造の違いが生物の特徴を顕著にする理由であると説明出来ます。もしある人Aの「ゲノム」を解読したら、別の人Bの「ゲノム」との誤差は1パーセント以下である為、Aの「ゲノム」を標準の「ヒトゲノム」として標本化出来るのだそうです。ゴリラのゲノムはヒトのそれと5パーセント程の差異が認められると聞いたことがありますが、その5パーセントが決定的違いを与えているのだと考えると、驚きです。説明はかなり大雑把ですが、興味を持たれましたら遺伝子についての書物などを読まれてみてはいかがでしょうか。 さて、遺伝情報の構造の違いが、ある生物とある生物でほぼ不連続な為に、姿形に影響をもたらす・・・。そして忘れてならないのは、大腸菌など原生生物の「ゲノム」と高等動物の「ゲノム」とでは量的な違いも膨大だということです。4種の塩基には違い有りませんが、その「配列の数」が大きく異なります。大腸菌ならば高々1000個程度の並びですが、哺乳類ともなれば天文学的数字に及びます。遺伝情報は分子そのものと対応しますので、ある種の並び方のパターンは、あるタンパク質の合成を促す、などのメカニズムと共に理解されます。これがヒトの場合はどうなるかといっても、私も詳しくは解りません。大脳新皮質が造られやすく出来てるのかな?などとも考えられますが、素人なのでお預けです。 最後にちょっくら例え話を・・・。私は激しいロックが大好きです。親は演歌が好きで、ある人はJポップが好きで、モーツァルトが好きでと千差万別。楽器も違えば作り手も違う。しかし、結局同じ規格のCDになります。音は波形として表せますが、典型的なエレキギターの波形や、ヴァイオリンの波形がある訳です。音には違いないが、音の構造が異なるのです。基本要素が同じなのに、全体のパターンが変わる・・・。波形で解析した時ある種のパターンを多く含むものが、「演歌」としての特徴を顕わにするともいいきれませんが、音楽理論ならばスケール「調」を理解すれば、演歌の特徴を知ることが出来ます。つまり、一定のパターンを見出すことが出来るのです。何か特徴を直感した時、理論的に分析すれば何らかのパターンに遭遇し得ることを示唆しています。
お礼
ありがとうございました。m(_ _)m >あらゆる生物はこの「ゲノム」としての記述が可能 というのは何だか素敵だなあ、と思いました。 でもムズカシイなあ。 わかりやすく書かれた遺伝子の本なども探してみることにします。
生物学的にということなので、ご質問は、 「パンダとパンダ以外の生物の決定的な違いは何か」 ということと同じ意味の質問になります。 パンダは誰が見ても体の模様が決定的です。 つまり、森林で出くわした人を見て、「これはホモサピエンスだ」と、 断言できる決定的証拠は何か、をあげれば良いのでしょう。 単に「ホモサピエンスの特徴をあげよ」なら指が5本、などいろいろ出ますが、 「ホモサピエンスを決定づけるもの」となると、 雑食性、社会性、などの習性は他の動物にも見られますから、 とりあえず、体毛が薄く地肌が丸見えだが頭髪が長い、直立二足歩行、でどうでしょう。 チンパンジーの研究を進めるうちに、ヒトとチンパンジーとの違いが、あまりにないので、 これまでヒトをヒトの仲間、チンパンジーをサルの仲間、としてきたのを、 ヒトとチンパンジーをヒトの仲間、他のサルはサルの仲間、としてはどうかという学説も出てきているそうです。 ただ、チンパンジーの赤ちゃんと、ヒトの赤ちゃんを、生まれてから同じように育てても、どこからか、どうしても違ってくるところがあると思います。 そこが、決定的なところではないでしょうか。 今、日本のチンパンジーの研究所で、チンパンジーの赤ちゃんの観察を続けています。好奇心旺盛で、親の真似をして何でも覚える、というのはヒトそっくりです。 ホモサピエンスの歴史(いつまでが類人猿で、いつからが原人か)も考えてみてはいかがですか。
お礼
どうもありがとうございました。m(_ _)m >ホモサピエンスの歴史(いつまでが類人猿で、いつから>が原人か)も考えてみてはいかがですか。 考えてみることにします★
- hng
- ベストアンサー率0% (0/5)
人間と他の生物の決定的な違いは、 人間は人間の親をしてはじめて人間になりうる、といえないでしょうか。 人間は人間と同等かその以上の知識,知恵,愛情,模範,規範等 というものを何年間かに渡って示され投入されてこそはじめて いわゆる人間らしい人間になるのではないでしょうか。 子を持つ親は分かると思いますが,ほかの生物に比べて手のかかること 手のかかること。(人間の親に育てられてもけだもの以下のやつがおるやないかい! というツッコミはご遠慮ください。重々承知しております。) それから、あらゆる生物の中で,人間だけが神に祈るということをすると 思います。別に神に祈らない多くの人がいることも事実ですが、 程度の差こそあれ,神に祈る人がいることも事実です。
お礼
ありがとうございました。m(_ _)m ニーチェの言う「超人」とかと関係ありそうですね。 宗教というのは人の作り出した「発明」の一つだ、と私は理解しています。 だからそれほど超越的なものではない、と思うのです。
- kexe
- ベストアンサー率30% (58/189)
昨年発生学を研究している、とある大学教授の授業を聞いて 初めてその事に気づいたのですが 人間は生物の中で最も優れてるわけでもなければ最も劣った存在でもないのです 人間が他の動物より優れているという話はよく聞きますが ある種の生物に比べると温度変化に弱い、DNA量も少ないなど劣った面もあります (DNA量が多い少ないはあまり比較できるものではないと思いますが) もし決定的な違いがあるとすると 人間は突然変異で生まれたということを示す事になるのではないでしょうか 進化論などによれば進化とはその土地に適したものが生き残ったりするものですから 少しずつ変化をして生まれたのが人間なのでしょう ですからそれぞれの部位や性質的に似ているものを持っている生物が 存在してもおかしくないので 生物と人間としてで比較した場合 人間はもっているがどの生物ももっていない、 あるいはどの生物ももっているが人間はもっていない性質というのは ないのではないでしょうか ただあるとすれば人間としての歴史、 これを持つのは人間だけですから 人間としての成長を遂げてきた、このことが決定的な違いと考えられるのでは ないでしょうか
お礼
ありがとうございました。m(_ _)m やはり比較するならばそれなりの基準となるモノサシが必要なようですね。 歴史にみる「人間としての成長」ですか。 例の映像を見ると、歴史から何を学んできたのだろうか、という気に駆られますけれどね。
- sonorin
- ベストアンサー率52% (351/671)
ヒトは特別、染色体数が多いわけではありませんし、(http://www.e-t.ed.jp/edotori447/sensyokutai.htm)、脳の体重との比率もそんな極端に違っていたりしません(下記URL参照)。チンパンジー等とは遺伝子レベルではかなりの部分で相同性が認められます。 ですが、ヒトがここまで他の生物からかけ離れた高度な知的活動ができるようになった大きな要因は、脳の新皮質の発達でしょう。 大脳には一番おおまかに分けると、旧皮質と新皮質がありますが、この旧皮質の部分は動物的な知能(いわゆる生物として生きていく上で必要な知能)を司る部分であり、新皮質はさらに高度な知的活動を行う部分で、この新皮質/旧皮質の比率は他の生物に比べると圧倒的に高く、この点がヒトが高度な知的活動を営むことを可能としているのでしょう。 しかし新皮質のこれほどまでの容積増加がどうして起こるのか?については、私も不勉強なもので何とも断言できませんが、まだきちんと解明されていないのではないでしょうか?これも道具を使うことを覚えていった進化の末の出来事なのでしょうか? 専門家の方がこの質問を覗いていたら良いのでしょうけど。
お礼
ありがとうございました。m(_ _)m なるほど、というのが半分、( ̄~ ̄) うーん…というのが半分、といった気もしますが…。 というのも自分の日常生活を振り返ったときに「高度な知的活動」をしているという自覚があまりないからです。(涙) >新皮質のこれほどまでの容積増加がどうして起こるのか? 大いに疑問です。 なぜでしょう?
- doripate
- ベストアンサー率11% (1/9)
たびたびすみません。 doripateです。 >「情報を残す」というのは人間が言葉を操る生き物だからですよね。 ということについて、ちょっとわたしのいいたかったこととちがったので、補足です。 言語についての質問の方はちょっとわかりません。 関係ないかもしれませんね。 ごめんなさい。 わたしが思ったのは言葉に限らず、道具なども含めた広い意味での情報です。 たとえば、他の動物は自分自身で作り上げた道具はつかってもそれが先祖代々伝わっているようなものを使ったりはしませんよね。 そういうことが言いたかったのです。 人間は道具を工夫して先代の知恵に足していくことができる、ということが言いたかったのです。 たとえばヤリを作りあげる過程にしても、おじいさんの若い頃にはただの棒をなげていたのが、その子供になると棒の先を尖らせてみる、さらにその下の代になると、その先に岩をつけてみたりする、といったように同世代では進化できなかったところまで次世代が進めることができるということは言葉を使える、使えないにしても人間特有ではないでしょうか。 ということがいいたかったのです。
お礼
ありがとうございました。m(_ _)m 「伝承」というのが仰ることに近い言葉かな…と思うのですが、「言葉」が先か「伝承」が先か?ことを考えていけばいいのだろう、と理解することにします。
- kazenoko21
- ベストアンサー率0% (0/3)
ヒトと“他の哺乳類”の決定的な違いというのなら、nobor3さんやhngさんのおっしゃるように、発情期がないこと、だと思います。しかし、ヒトと“他の生物”の違いということになると、答えは違ってくると思うんですよ。“他の生物”というカテゴリの中には、例えば、ゾウリムシのような原生生物も含まれるわけですよね。ゾウリムシに発情期はありません。 生物学的に違いを見いだそうと考えるのであれば、見地を一方向に定める必要があると思います。上記の私の考えは系統的に見たものです。他に細胞生物学的な見方なども考えられると思います。
補足
みなさんご意見をありがとうございます。m(_ _)m そしてkazenoko21さん方向性をまとめていただいてありがとうございます。 系統的、細胞生物学的…。 的をうまく絞らないと答えのある問いにはならないということですね。 ちなみにdoripateさんの仰る「情報を残す」というのは人間が言葉を操る生き物だからですよね。 これは大脳の言語野の機能のようですが、これは人間特有のものと言っていいのでしょうか?
- doripate
- ベストアンサー率11% (1/9)
本当に素人回答ですが、情報を残すことができる、ということではないですか。 いろいろ考えていけば考えるほどわからなくなってきますが。 人間の中にも驚くほどたくさんの種類の人がいることがわかりますし、 動物達を見ていてもそこまで人間と違うことを考えているとは思えません。 道具を使うことももちろんしていますし、会話らしきこともしていますよね。 人間のみがしていることは何か、ということを考えると服を着たり、本を書いたりと後世まで残るような何かを作り上げているということではないでしょうか。 他の動物は自分の親の世代の情報、もしくはある種の存続中に得た情報を長年かけて自分のものにしていると思います。 (説明がへたですが) しかし、人間は自分の何代前の人間が何を考えていたか、とか何を作っていたか、などということも本を読んだり、その他のことによって知ることができるので、自分自身が体験した反省材料のみならず、自分以外の人物がした反省も踏まえて成長することができるのです。 そのために、進化のスピードが他種と違ったのではないでしょうか。 わたしの中で最もわかりやすい人間とその他の違いを書きました。 参考になったかどうかわかりませんがお役に立てたら光栄です。 稚拙な文章でもうしわけないです。
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お礼
おお、mori0309さん。 ご無沙汰しています。 「生物学的な違いはない」派ですね。 脳と遺伝子の複雑さの度合いこそ違えど、それは決定的な違いではない、と。 挙げていただいた3つの例もそれぞれ歴史を振り返ってみるといろいろと発見がありそうですね。 ありがとうございました。m(_ _)m