えっと、まず質問者様が求められていることの整理です。
たぶん、お聞きになりたいのは、未然と連用の本質的な意味ではなく、テストのテクニック的なことですよね。
問題で「この動詞は未然形か、連用形か」と問われた時に、どう見分ければいいかをお聞きになりたいと解釈しました。
↓の方々が言われているように、未然は「ず」、連用は「たり」などに接続しますし、四段活用では活用語尾が違います。
一応、こういった基本的なことはマスターしているという前提で、実際的な解法の話をします。
テストで実際に問われたときに混乱するのは、上一段・下一段など、未然・連用が同形の場合の見分けです。
時を 経(へ)まほし
この「経」の活用形を聞かれても、未然か連用かの見分けは難しいですね。
こうした場合は、未然と連用が同形でない、四段活用の動詞を代わりにあてはめてみます。
仮に、「知る」を入れてみましょう。
すると、「知らまほし」となりますから、これは未然形接続であることがわかります。
ただ、これが「知りまほし」なのか「知らまほし」なのかが、感覚的にわかるレベルに達していないと厳しいですね(汗)
感覚も知識も何にもない、ならば、やはり地道に勉強するのが、結局はいちばんの早道だと思います。
次のような順で学ぶのが、効率的だと思います。
1.動詞・形容詞・形容動詞の活用形
(これは、一日みっちりすればマスターできます。)
2.助詞の種類
(これも、がんばって一日で整理!)
3.助動詞の意味・用法
(これがいちばん大変ですね。活用形、意味ももちろんですが、上の用言が何形で接続するかを確実に覚えましょう。)
以上、一週間死ぬ気でがんばれば(笑)、とりあえず学習に取り組めるだけの底力はつきます。
文節の区切りについても、そこからの話だと思います。
本当のスタートはそれからですね。
なお、オススメの本を一冊ご紹介します。
「0からわかる古文」
武藤元昭 著
(ライオン社)
箇条書きではなく、散文の形で
辞書の選び方から、懇切丁寧に解説していますが、
全部読む必要はないと思います。
実際に問題を解いていて困った時に、
該当するページを読んで下さい。
お礼
親切、丁寧、かつポイントが絞ってあって、 お優しい気持ちが伝わってくる回答。 本当に貴重なお時間割いていただきありがとうございます。 心から感謝申し上げます。 頑張ります、頑張らせます。