図面について

質問

設計者が、施工側に渡す図面で、工夫している点を教えて下さい。（施工し易いように、どんなふうに見易くするのか等）

回答No.1

cad_t · ベストアンサー

新前の時は「完璧だ！」なんて自分では思いこんでいて
上司に「お前の図面は分かりづらい！こんなのでは建築屋さんに悪い！」
などと言われ何度となく書き直しをされていました(・_;)
たいがいは、寸法線の出し方が悪かったり意味不明な部分があったりですが。
寸法線が悪い事や字が汚い事は丁寧に書けば何とか為るのですが、問題は図面に意味不明な部分をどう表現するかです。
（こんなので良いや・・なんて言う感じで書いた所に限って建築屋さんから質疑応答が来ますね）

見やすい図面・分かりづらい図面と言うのは如何にこの部分を上手く表現しているかだと思うんです。
（寸法線・字等のは別にして・・上手く書けて当たり前）
しかし、この部分（ついいい加減に書いてしまう部分）
自分でも正直なところ納まりが分からない部分なんですよね(*^_^*)
私の場合この部分部分を研究？してディレールシートを作り施工者に渡してします。
これである程度の難解部分を表現出来ます。

しかし、図面はあくまで図面であり１００％意志疎通出来るモノとは私は思っていません。
図面は大切なモノですが、設計者の描く建物をすべて表現できるモノではありません。
（完璧な？ディテールシートでも書いた本人は完璧だと思っているだけで、施工者は理解出来ないこともあるしね）

施工側になるべく分かりやすい様に書いているつもりでも
やはり図面だけでは表現出来ない部分も出てきます。
私の場合、図面説明の時に特に「この部分は・・」と思うところは、口頭とスケッチで説明するようにしています。
図面の見やすさもあるでしょうが、最後は施工者との意志疎通だと思います。
参考になったかな(・_・")？

お礼

お返事ありがとうございました.
私は,建築を学んでいる学生です。学校の授業で、設計,ゼネコン,サブコンにわかれて一つの建物を建てていて、私は設計チームにはいってて図面を書いています。
建物ははじめから決まっていて、ただ設計事務所の仕事,役割,流れみたいのを知るための授業です.実際の設計事務所の図面の書き方は、分かりやすく書くのも大事だし,相手（施工側）にちゃんと自分の意志を伝えるということも大切なんだぁとおもいました。やっぱり,人間だから相手とコミュニケーションって大切なんですね。
ありがとうございました。

回答No.2

cad_t

no1のモノです。
チョット意味合いが違いましたねm(_ _)m
（てっきり同業の新人の方だと思っていました）
授業で役割分担を勉強中なんですか。
参考になるかこの役割について実際のこの業界の事を一つ。
わたしがこの業界に入って１０年ぐらいの時の事でした。
初めて１０階建てのオフィスビルの担当になったんです

当時景気が良かったんで建築業界は何でもありの状態で
まさに設計天国？でした。予算を気にせず好きなデザインの建物を作る事が出来たんです。
この物件も、所長の斬新な？意見で結構凝ったデザインになたんです。
必然的に難解な部分の出てきて、２次元的な表現では表しきれない処も出て来ました。
（自分の中ではこうすれば納まるとは理解しているんですが・・）
ゼネコンは中堅の技術力には定評のある会社でした。
さすがに、定評のある会社の現場監督で
「ここの納まり・・チョット難解ですね・・・
この部分・・どの様に考えられているんですか？」
言葉は丁寧でしたが私には
（どうなってんだよ！分からないゾ！何だこの図面は・・）と言ってる様に聞こえたんです。
「この部分は。。。エー　こんな風かな？・・」
頭の中では分かっていても上手く図面に描けませんでした。
そんなときこの監督が
「あのイメージでも良いんですよ(*^_^*)こんな感じでと
言う様に言ってもらえば私がそのイメージで施工図を書きますから。先生（この言い方はやだな）はあまり施工の方は気にしないで下さい。先生のイメージ通りのモノを作るのが施工屋ですから」と
この言い方には誤解されそうな言い方をしている部分がありますが、監督の言いたかった事は
「設計屋は図面を書く・施工屋はその図面に書かれているモノを現実のモノにする」
設計はある種芸術家でありあまり施工の事を考えてはいけない・施工が大変だとか考えたら斬新なデザインは生まれない
施工は今までの経験と技術力で安全かつ正確に建物を現実化する
当たり前の事ですが技術力がないとなかなか言えません。
（力のないゼネコンほど　やれ図面が見にくい・納まりが悪い等々言いコレは無理出来ません・どうしたら出来るんですか？なんてね（こっちが悪い場合もありますがね）

tokkiさんが設計・施工どちらへ行くかは分かりませんが
どちらへ行くにせよシッカリとした技術力を身につけるには学生時代の基礎が欠かせないと思います。
学業頑張って下さい。