センター試験実践問題 物理
シリンダーを鉛直に立てて気体を入れ、同じ質量のピストンAとBでふたをした、AとBはシリンダー内をなめらかに動きAとBの間にも気体が入っている、シリンダー内には小さなヒーターが取り付けられており、これによってBの下にある気体を加熱することができる シリンダーおよびピストンは断熱材でできている
Bの気体の絶対温度をT、その体積をV[1],AとBの間の気体の体積をV[2]とする、ヒーターを作動させてBの下にある気体の体積がはじめの2倍になるまでゆっくり加熱した場合、TとV[1]、およびTとV[2]の関係を表すグラフはどうなるか、最も適当なものを次の(1)から(4)のうちから一つづつ選べ
、ただしAとBの間の気体の温度は常に一定である
TとV[1]の関係[7],TとV[2]の関係[8]
解説 AとBの断面積をS、質量をm,大気圧をp[0]とする、また、はじめのBの下の気体の体積をV[0],AとBの間の気体の体積をV[0]'とし、Bの下の気体の絶対温度をT[0]とする
加熱の途中、気体の状態はゆっくり変化するからAとBにはたらく力は常につりあう、Bの下の気体の圧力をp[1],AとBの間の気体の圧力をp[2]として、力のつりあいにより
A:p[2]S-p[0]S-mg=0
よってp[2]=p[0]+mg/S
B:p[1]S-p[2]S-mg=0よってp[1]=p[2]+mg/S=p[0]+2mg/S
p[1]は一定であるからBの下の気体についてシャルルの法則が成り立つ、したがって
V[1]/T=V[0]/T[0]よってT=T[0]/V[0]×V[1]
TとV[1]の関係を表すグラフは(1)、AとBの間の気体については圧力と温度が一定であるから気体の体積は一定である、よってTとV[2]の関係を表すグラフは(3)である
とあったのですがヒーターで暖めると体積が増えていくみたいですが、何で圧力p[1]は一定になるんですか?ゆっくり移動するので力の釣り合いを保ちながら動くのは分かるんですが、圧力は変わってくるかもしれないじゃないですか?AB間の圧力p[2]も何で一定なのですか?断熱変化は圧力が一定ということでしょうか?
お礼
遅くなってすみません。本当に丁寧にありがとうございます!!!とても嬉しかったです。それと褒めて下さってありがとうございました!また何かあったらアドバイスよろしくお願いします。