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任官拒否についての報道の疑問

防衛大学校の卒業式のニュースで今年は○○人が任官拒否をして民間へと言っていました。そういえば過去に防衛医大を卒業し、しばらく勤務した知人が親の後を継ぐ理由で退官した際、かなりの金額を国庫へ返納しなければならなくて大変だ……というような話を聞いたことを思い出しました。 過去の質問を拝見して、一般幹部候補生を育て上げる4年間で一人2000万円からのお金(税金?)がかかっているということも知りました。これをふまえての質問です。 某Y新聞の読者の投稿欄に、任官拒否をさせるくらいなら全額を返済させるべき、また海外研修に行ったあとすぐに辞めて民間に再就職するなどは無駄遣い以外のなにものでもない……というような意見が載っていました。 最低限○年は勤めなければいけない、という条件をつけることには大賛成ですが、卒業後任官拒否をした場合、今は返納はないのですか?またもし学費の半分でも返納ということが行われているのなら、なぜその新聞ではきちんと調べないで投書された記事をそのまま載せたりするのでしょうか?

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回答No.3

まず、防衛大学校と防衛医科大学校で制度が少し違います。 防衛大学校は任官拒否しても授業料の返納義務はありません。 一方、防衛医科大学校は任官拒否した場合、最大で4000万円程度の返納義務があります(最低9年は勤めることが求められ、退職した場合にそれまでの勤務年数分を差し引いて返納)。 どちらの学校も一人の学生を数千万円~数億円掛けて育てているのですから、任官拒否や途中除隊というのは同義的に許されざることだと私は考えますが、職業選択の自由もあるので絶対的強制は難しいので、防衛大学校にも償還金制度を導入するのが現実的かとおもいます。 ところで、自衛隊の医官の待遇の悪さが医官の途中除隊者の多さに影響していると時々聞くことがあります。医官と同年代の一般の医師を比較すると給料が段違いで、そのため10年程度勤めて償還金の返納義務がなくなった医官が除隊して民間に行くことが多いそうです。

Reffy
質問者

お礼

全体を整理して頂きありがとうございました。納得はいきませんがそういうシステムなのだということがよくわかりました。 防衛医大をでてきちんと最後まで医官としてお勤めを全うする方は尊敬に値するんですね。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.2

「防衛医科大学校」については、卒業後9年間の自衛隊での勤務が義務づけられており、この間に退官した場合には、償還金(勤務年数により異なり、数千万円になる例があります)を返す義務があります。 一方、「防衛大学校」については、現時点ではこのような義務は課せられていません。

Reffy
質問者

お礼

返納金の制度がないのですか!それはとても驚きました。 防衛医大に行った知人の話だと、あちらの訓練は普通と違ってとても大変ということだったので、お給料が出ても仕方ないと思ったのですが……(担架を抱えて樹海を匍匐前進とか?) 作ればいいと思いました。新聞の読者の投稿欄にはそういった捕捉がなくてわかりませんでした。ありがとうございます。

  • gamasan
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回答No.1

日本には職業選択の自由が保障されているのは 御存知ですよね? つまり 本来防(医)大に入った時点で将来の 職業を一旦決めたことになり 税金でまぁ給料を貰いながら 学ぶのですが ○年勤めたらもし辞めても返済が 不要であるという取り決めはあってもいいですが ○年間辞めなくてはいけないというのは職業選択の自由を 侵害しますから難しいでしょう 任官拒否というのは 学費(給料)を決められた額 返納してでも民間に行くということです 元々偏差値が高いでしょうし 特に医大の方は 私立の医大に行くより学費が安くなるんでしょう つまり 初めから国に対して尽くすという考えは なく システムを利用しているだけなのです 毎年このニュースはありますが 一般の我々がみれば 税金の無駄遣いだ とか 金さえ返せばいいのか? 道義的責任はないのか?という問題提起だと思うのですが 報道の意味はね

Reffy
質問者

お礼

職業選択の自由というものがありましたね……。そうか……。それで強制ができないのですね。なんだか矛盾している気がします。 さんざんに打ち上げ失敗をしたH2ロケットも保険会社が政府の仕事の保険は引き受けてくれないとかで、何回失敗しても国庫で黙々と負担するしかないとのことでした。 なんだか将来が暗い気がします。 お礼が遅くなってもうしわけありませんでした。