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社債発行差金
社債発行差金が発生するのは、社債を割引発行するからで、社債を割引発行するのは、社債の利子率が低いから……ということは、社債の利子率を上げて平価発行すれば、社債発行差金なんか発生しないということですよね? なぜ利子率を上げないで、社債を割引発行するんでしょうか?簿記の学習上、そうしているだけなのでしょうか?
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厳密に言うと、利回りは違うことになりますが簡単な例としてですのでご容赦ください。 ご自身が借金したと考えてください。 借金額 100万円 返済期間10年 利息 年1% としたら、毎年1万円は必ず支払わなくてはならない利子ですよね。 支払い額のトータルは110万円になりますね。 これが、年0.5% ただし、100万円借金して、受け取り額は95万円だと 5万円の利子と差額5万円、10万円の利息を支払っているのと同じ意味になりますよね。 で、差額の5万円は、いつ用意すればいいかというと 借り入れ期間満了時に用意すればいいですよね。 ということは、借り入れ期間中の利息の負担が減る、ということになりますね。 というわけで、割引発行の目的は 借り入れ期間中の利息の負担をかるくするため、です あと、借り入れ期間満了時に、資金がない場合 新たに社債を発行することで、利息の負担を先延ばしにすることもできます。
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- DOG-04
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利率の高い平価発行と、利率の低い割引発行の効用が同じなら 発行者側としては 利率を上げると、その分多くの利息(キャッシュ)を毎利払日に支払うことになります。 しかし、割引発行で発行差金として処理すれば、社債による借入で会社に入ってくるお金が、割引発行分減るだけで、その分は償還時までキャッシュでの支払いを先延ばしにできます。 また買う方としても、 割引発行の方が少ない手持ちで社債を買うことができるのですから買いやすい。ひいては発行者側も借りてがつきやすいということですかね。
お礼
ありがとうございます。 割引発行の方が発行者も買い手もメリットがあるんですね。 これからは納得して社債の問題に取り組めます。今までは、社債の処理を複雑にするために割引発行してるとおもってたんで……
お礼
ありがとうございます。 トータルの負担は同じでも、その間の負担は変わってくるのですね。割引発行に意味があることがわかりました。