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金融政策と財政政策の効果について

IS-LM曲線で、 金融政策と財政政策を同時に行えばIS-LM曲線がそれぞれ右にシフトしますが、そのときの効果を説明してくださる方がいましたらお願いします。

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回答No.2

政府支出の増加(財政政策)の発動は、45度線分析より乗数効果を持ちます。したがって、ある利子率のもとでの財市場の均衡国民所得水準が拡大しますのでIS曲線は右にシフトします。一方、マネーサプライの増加は貨幣市場において利子率を低下させる効果を持ちます。したがって、ある国民所得の水準のもとで利子率が低下するのでLMは右シフトすることになります。 (財政政策による)所得拡大効果は、貨幣市場では貨幣需要を増加させますので利子率を引き上げ民間投資を減少させる効果を持ちます(クラウディング・アウト効果)。しかし、金融政策を行うと利子率の低下による投資拡大効果がありますので、クラウディング・アウト効果は小さくなります。ただし、この効果はISとLMの右シフトの幅に依存し、クラウディング・アウト効果がゼロになるとは限らないことに注意しましょう。 尚、AD-AS分析から財政・金融政策を同時に発動すると、AD曲線が2回右シフトしますので、急激に物価が上昇することも理解できます。したがって、財政・金融政策の同時発動は、国民所得を大幅に拡大させるものの急激なインフレを招く危険性があることにも注意しましょう。

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  • salad2
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回答No.1

IS曲線 利子率低→投資増加→GDP増 LM曲線 GDP増→マネーサプライ増→利子率高  懐かしい言葉、試験の季節かぁ。ヒントです。