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環境負荷物質について

今、工業製品に含まれる環境負荷物質に関していろいろと調べているのですが、 その中で 「水銀」、「鉛」、「ヒ素」、「カドミウム」、「クロム」、 「セレン」、「フロン類」、「臭素系難燃剤」といった物質がどのような製品、どのような部品に使われているかを知りたいのだけれども分からずに困っています。 どなたか、この質問の中のわずかでもお分かりでしたら教えてください。 お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • sesame
  • ベストアンサー率49% (1127/2292)
回答No.1

■水銀 ・温度計、気圧計、その他の理化学器械多種。水銀灯、整流器、真空ポンプなど ・工業用触媒として苛性ソーダ、その他各種薬品製造用 (環境汚染の原因となるので水銀法は用いられなくなりつつある) ・農薬、火薬の原料、歯科用アマルガムとして ■鉛 ・化学反応容器の内張り、建築材料、放射線遮蔽材、防音材 ・アンチモン合金としてケーブル被覆材、鉛蓄電池の電極グリッド ・錫合金として軸受け、活字、はんだなどの易融合金 ・他に鉛白、酸化(2)鉛、鉛丹、テトラエチル鉛など(医薬品、化粧品の添加物) ■ヒ素 ・合金添加剤として(銅の耐熱合金用、鉛の硬化用) ・先述した鉛+アンチモン系の軸受合金などの添加物として(強度を増す効果がある) ・半導体用  →ヒ化ガリウムなどの化合物半導体として  →半導体への微量添加剤として ・ヒ素の硫化物、高純度ヒ素の単結晶は赤外線写真用レンズ、フィルターなどに ■カドミウム ・通信機材料その他の鍍金用 ・ビスマスに添加して低融点合金 ・銀、ニッケル、銅などとともに軸受合金 ・はんだや歯科用アマルガムの成分として ・硫化物はブラウン管の発光体として ・硫化物、ヒ化物などは種々の顔料として ■クロム ・鉄との合金はステンレス ・ニッケルとの合金は耐熱鋼 ・煉瓦に添加して耐熱煉瓦(電気炉や転炉の壁材用) ・鍍金としては耐食性と装飾性を要求される各種工業製品に ■セレン ・ガラス工業での脱色/着色剤として ・整流器として ・他に光電池、顔料、薬品、触媒、ゴム硬化剤、マグネシウム合金防食用など ■フロン類 1988年までは冷蔵庫、クーラー、大容量冷房の冷媒、また噴霧剤、消火剤、溶媒、無水硫酸の希釈剤、ウレタンフォームの発泡剤、フッ素樹脂の原料などとして大量に用いられてきた(現在は使用されていないが、当時以前に作られた機器はまだ稼働している物がある) ■臭素系難燃剤 塗料、建材の添加物、香料用など

gogojag
質問者

お礼

質問させてもらいました項目が多いのにもかかわらず、各項目ごとに詳しく丁寧に回答していただきありがとうございます。大変、参考になります。

その他の回答 (1)

  • zinc
  • ベストアンサー率28% (16/57)
回答No.2

お探しの情報は民生用と言うことでよろしいですよね。 工場で使われている物質はもっとたくさんあります。 また、最近はイメージの問題(これが大きいと思っています)、コストの問題、毒性の問題より非含有代替品を書きます。 ○水銀  水銀体温計→電子体温計  水銀温度計(200℃まで測れるもの)→バイメタル式温度計  気圧計→家庭用はほぼ100%気体の体積変化を用いたものです  水銀電池、酸化銀電池→アルカリ電池  蛍光灯  赤チン(マーキュロム液)→ポピドンヨード、オキシドール等 ○鉛  自動車用バッテリー→まだ代替品は無し  電気製品の中のハンダ→鉛フリーハンダ(鉛の代わりに銀、銅を使用)  鉛水道管→鋼水道管  有鉛ガソリン→ハイオクガソリン(有鉛ガソリンは最近見ません)  鉛白(おしろいですが現在は全く使われていません)→酸化チタン、酸化亜鉛 ○ヒ素  携帯電話に入っている高周波増幅用ガリヒ素LSI←携帯電話に使われているLSIのほんの一部です。 ○カドミウム  ニッカド充電池→ニッケル水素電池、ニッケル亜鉛電池、リチウム電池 ○クロム  環境負荷物質としては六価クロム(クロム酸カリ、ニクロム酸カリ等)を指すと思います。これらの物質は民生品には使われていません ○セレン  民生機器には使われている物は思いつきません。 ○フロン  冷蔵庫、クーラー等の冷媒→代替フロン(代替フロンはオゾン破壊係数がそれぞれ異なります)  スプレー用加圧ガス→LPG(液化プロパンガス) ○臭素系難燃剤  防炎加工されているものの一部 ずらっと挙げて見ました。 老婆心ながら。。。 このような環境負荷と言うことを考える際、毒性、含有量×流通量、漏洩可能性、廃棄性等を科学的な面より定量化する必要があります。 例として 1.クロムと言っても六価クロムと、金属クロム含有(ステンレス鋼)の毒性は大きく異なります。ステンレス鋼は表面に酸化クロム層ができているため使用による溶出、削り取りは僅かで負荷はほぼ0と言ってよいでしょう。 2.携帯電話に含まれているヒ素は本当にわずかなものですし、環境に影響のある濃度で外部に出てくることはほぼありません。 世間に出ている環境関連本の殆どはこのような観点での記述がありません。 私はあのような本は良心、恐怖心をあおるだけの野次馬的な本と考えています。数年前に出た“○ってはいけない”等。 よけいなことを書いてしまいました。 環境問題はとても難しい問題と考えます。

gogojag
質問者

お礼

非含有代替品の補足までつけて頂きありがとうございます。 zincさんがおっしゃるとおり、自分が探した本やネット上の情報では、あれもこれも悪いと述べているだけのものばかりの偏った情報ばかりでしたので、頂いた回答はとても勉強になります。

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