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電極に使用されるカドミウム、鉛について

環境規制物質であるカドミウム、鉛が人体に悪いというのは知っていますが、なんのために使用されているのでしょうか? 現在、私の使用している電子部品の電極部に用いられているAgペーストの中にカドミウムと鉛が含まれています。 もし、カドミウムや鉛が含まれていないと機械的強度が保たれないのかなあ、と想像しますが、そうなのでしょうか?

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  • chan008
  • ベストアンサー率52% (45/85)
回答No.1

両方とも、主には電池の材料に使われています。カドミウムはニッカド電池の電極材料です。鉛は自動車のバッテリーなどの材料です。いずれも、回収・処理をしないと廃棄できないようになっています。あとは、鉛は昔からよく鉄砲の弾に使われて、それが鳥の体内に入って・・・、という話がありましたね。カドミはイタイイタイ病の原因物質とされています。これは、工業排水中にかなりの量が入ったまま廃棄されたので、かなりの汚染になったと考えられます。電池をそのまま廃棄しても、すぐには水に溶け出しはしないですが、長い年月を得て徐々に流出することで環境汚染につながるため、「毒」のように即恐ろしい、というものではないですが、悪玉として扱われます。 銀ペースト中のカドミ・鉛はよくわかりませんが、合金にすることで、強度・耐食性などの向上をはかることが金属工学では積極的に行われていますので、そのような理由があるのだと思います。

ILAK
質問者

お礼

ありがとうございます。 強度・耐食性の向上をはかるため、というのは予想どおりの回答でした。

その他の回答 (2)

  • ramuta
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回答No.3

脱線ですが、自動車のバッテリーも他にコストが 安く電池に適した金属がないため、これもしばらくは なくなりません。

ILAK
質問者

お礼

ありがとうございました。 環境対策はコストがかかるので難しいですね。

  • taka113
  • ベストアンサー率35% (455/1268)
回答No.2

カドミウム単体は非常にもろい金属で、融点は約350℃(以下、数字は大まかです)、沸点は約750℃なので加熱すると簡単に融解あるいは蒸発してしまいます。 また、ある種の金属の合金は、構成する金属各々の単体の時よりも融点が下がるという性質があります。カドミウムや鉛もこういった低融点合金の材料として使用されています。 鉛(融点330℃)と錫(融点230℃)の合金である半田(融点180℃~)や、カドミウムや鉛等を含む温度ヒューズ用合金(融点60℃~)などが代表的な例だと思います。 含まれている理由は融点を低くするためではないでしょうか。ひょっとしたらカドミウムを加えることの耐酸化性なども関係しているかもしれません。 最近電子機器に使われる鉛は化学的な性質が近く毒性の低いビスマスと置き換えが進んでいますが、カドミウムはこれといった代用が有りません。

ILAK
質問者

お礼

ありがとうございます。 融点を下げる為、というのは理解できました。 融点が高いと電子部品に悪影響があるという事なのでしょうね。