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ROHS指令対象物質の測定結果について
メーカーにROHS指令物質の測定データの提出をしていただいてます。 部品ごとに禁止6物質のデータを記入するようなフォーマットですが、 その時、カドミウム、鉛、水銀、6カクロムについては、数値が書いてあったり、「検出限界以下」という書き方をしているのですが、 「PBB」「PBDE」については、何も記入がないという事がよくあります。 これは、「絶対に含有はありえない」みたいな、「調べるまでもない」みたいな、解釈でしょうか? 「PBB」「PBDE」物質に関する知識と共に教えていただけるとありがたいです。
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PBB・PBDEは樹脂の難燃剤として含まれていることが多く。 特に、臭素系難燃剤を使用している場合は、 その難燃剤が PBB・PBDE系でない証明が必要になります。 PBB・PBDEはブロムを含む化合物で特定臭素系難燃剤ですので、 ブロム元素(Br)を含有しないものにはPBB・PBDEは含有しません。 ですので、使用される難燃剤により、もしくは使用していない証明をすることで PBB・PBDEの分析、検出をしなくてよいとする部品メーカーもあります。 方法としては 1. 材料が同じ製品をまとめて、1つの分析結果にする 2. 難燃剤を使用していない部品は簡易分析。 3. 臭素系難燃剤でない場合は臭素の含有量分析。 金属部品には難燃剤を使うことがないので、 蛍光X線でBrが検出されなければ問題ないとすることが多いようですね。 どのくらいで折り合うのかは証明を受取る側の基準があると思いますので、部品納入メーカーと折衝ということになるかと思います。
お礼
>金属部品には難燃剤を使うことがないので、 >蛍光X線でBrが検出されなければ問題ないとすることが多いようですね。 そういうことなんですね。 化学物質についての知識がゼロなので、かなりちんぷんかんぷんな部分も 多いのですが、 上記説明で概要はつかめました。 ありがとうございました。