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アミドを水素化アルミニウムリチウム
アミドを水素化アルミニウムリチウムで還元したときの生成物は何でしょうか?
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PATAI先生に聞きました。新実験化学講座にもあります。 まず、基本は水素化リチウムアルミニウム(LAH、リチウムアルミニウムハイドライド)をエーテル溶液として溶かしておき、ここへアミドをやはりエーテル溶液として滴下します。もちろんエーテルは乾燥エーテルを購入しそのまま素早く使います。 アミドの種類により主に二種類の反応が起きます。 1.RCONH2(N無置換アミド): モル比1:1のLAHではアミンRCH2NH2が得られます。 半量のLAHではニトリルRC≡Nが得られます。(これが中間体なのでさらにLAHがあるとアミンに還元されます。 2.RCONHR'(Nモノ置換アミド): LAH:アミドが3:4でアミンRCH2NHR'が得られます。過剰のLAHがあっても同じ。 3.RCONR'R"(NNジ置換アミド): こいつが厭らしい。 LAH:アミドが1:2のときアミンRCH2NR'R"が得られます。 一方、逆滴下(アミンにLAHを滴下する)でかつLAH:アミドが1:4の時アルデヒドRCHOが得られます。特にR'やR"が嵩高い場合にこの傾向が大きい。 また、NR'R"が複素芳香環の一部(つまりピロールなどであった場合)LAH:アミドが1:2のときにはアルコールRCH2OHが得られます。 同じ場合で逆滴下、LAH:アミドが1:4のときにはアルデヒドRCHOが得られます。 このため、N,N-ジ置換アミドなどから確実にアミンを得る方法として、LiAlH4/AlCl3、LiAlH(OCH3)3、ジボラン(B2H6)が使用されます。 "The chemistry of amides" J. ZABICKY (Ed.) S.PATAI (Senior Ed.) 1970 Inter Science. (古いー)
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アミンです。 例. CH3CON(CH3)2 → CH3CH2N(CH3)2
済みません、学部の有機の新しい教科書最近買ってないんです。今日一日web上を探しましたが引用出来るサイトがない。(--; 明日一番でSaul Patai様に聞いてみます。m(__)m
お礼
どうもありがとうございます!!細かく答えていただき、参考になりました。