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fake derivative

enrichという動詞はrichの派生語のようですが、実は派生語ではないらしいですね。というのは、richはもともと英語にあった言葉ですが、enrichはフランス語のenrichirに由来するようです。とは言っても完全な偶然の一致ではなく、enrichのrichは 英語と近縁のフランク語からフランス語に借用されたからです。 そこで質問です。このように 見かけは派生語なのに 派生語でない例を他にご存知でしたら教えてください。

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回答No.1

まず、rich - enrich ですが。 「英語とドイツ語の類似単語の法則から」の語形について回答に、 肝心なことがぬけています。 フランス語 riche も、ゲルマン語源ですから、古英語では関係なかった でしょうが、poor ( < OFr poure ) や enrich が英語にはいってきたころ に、rich も同じ語源のフランス語の干渉を受け、ドイツ語から連想される 語尾とは違っても不思議ではありません。  フランス語 bleu もゲルマン語源ですが、古英語 blaw ( 現ドイツ語 blau ) に代わって、影響を与えた ( → blue ) ようです。 本題の回答ですが、fresh - refresh はどうでしょう。 ほぼ、同じ流れです。 fresh   ←   古英語   fersc   ← 西ゲルマン refresh ← 古フランス語 rafraichir // re-(=again) + fresh (ゲルマン起源) このほか、mark - remark , stall - install がありますが、派生関係らしく ないですね。

noname#27172
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど、「干渉」ですね。そういえば、最もラテン化したゲルマン系の言語が英語なら、最もゲルマン化したラテン系の言語はフランス語と言われますよね。 rich,blueの他にはgarderもゲルマン系の単語に由来しますよね。枚挙に暇がありません。フランス語は文法面でもゲルマン系の言語の影響を受けていますね。例えば、疑問文における主語と動詞の倒置です。 refreshがありましたね。少し逆輸入の要素も含んでいますよね。それでも、remakeのように、完全に英語で合成された単語も少なからず 存在しますよね。

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