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ケイ素の働きって・・・

川の水や海の水の中にケイ素(ケイ酸?)が含まれていますが、色々と重要な働きをしてると言うのを見ました。 色々調べていたのですが、どこかで「ケイ素が物質移動(元素の運搬?)の役割を担っている」と言うような記載を見た気がします(記憶が定かでないのですが。) で、これはあっているのか間違っているのかを伺いたいのです。もちろん、はっきりと証明されていないのかもしれませんが。 もし、この説が正しいのであればその詳しいメカニズムなどもわかると幸いです。 質問の内容がわかりにくくて申し訳ないですが、心当たりのある方、回答よろしくお願いします。

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回答No.2

さらに捕捉です。通常金属イオンなどは岩石などの固相表面(通常負に帯電しています)に吸着・吸収されますので、河川や地下水の流動速度よりも遅れて移動する事が多いのですが、ケイ酸イオンやケイ酸コロイドに錯結合すると、金属イオンが取り込まれた錯体は中性となりますので、岩石などにくっつくことができなくなり、より移動速度は早くなります。 このようにケイ酸の化学種(モノマー、ダイマー、トリマーetc・・・)およびコロイドは、陽イオンの移動速度を速めるという意味で非常に重要なのです。 例えば、鉛などの重金属による地下水や河川水の汚染を考える場合、その汚染の広がる速度や広がり方を評価するには必ずケイ酸イオンなどのキレーターの影響を考えなくてはいけません。

Jony-hina
質問者

補足

大変詳しい解説ありがとうございました。 お話の内容から察するに、地球化学的に非常に重要な事柄なようで、もっと詳しく調べたく思っています。 もし、このことに関して、詳しく解説されている本や論文などありましたら教えていただけるとありがたいのですが… 重要な内容そうなので、普通の地球化学の本を見たのですが、見当たりませんし…(探し方が甘いのかもしれませんが(汗))

その他の回答 (1)

回答No.1

おそらくケイ酸イオン(モノマーやダイマーなど)やケイ酸コロイドが金属等の陽イオンと錯体を作り、その移動に影響を与えるいうことではないかと思います。 ケイ酸イオンは通常負に帯電しています。ですので、正に帯電した金属イオンなどと錯体を作ることができます。またこうして作られた錯体は水溶性であることが多いので、河川や地下水の流動に伴って移流拡散し、水圏・地圏環境における物質移動に重要な働きをしているのです。