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「を」「が」問題再来
1:私はこの問題がわかります。 2:私はこの問題を知っています。 例文1、2で「が」と「を」はそれぞれ「を」と「が」に交換が不可能なことは疑いないことだと思います。 3:この漢字が読めますか。 4:この漢字を読めますか。 例文3が4に交換可能なのは何故でしょうか?
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動詞には、同じ動きを表す言葉でも、 自然発生的な動きを表す動詞と、人の意思によって動く動きを表す動詞があります。 ・木の実が落ちる。 というとき、「落ちる」とは自然発生の動きです。 ・木の実を落とす。 というとき、「落とす」とは人が意志でそうしたということです。 前者を自動詞、後者を他動詞と言います。 この区別は「~を」を受けられるかどうかで決まります。 「分かる」は自動詞なので「が」を、「知る」は他動詞なので「を」を受けます。 問題の「読める」は可能動詞で、自動詞に属します。 だから「が」という方が多いですが、「を」ということもあります。 可能動詞に限らず、自動詞は「大体『が』だけど『を』もとる」という感じになっています。 正しいとか正しくないとかではなくて、 「Aの傾向が強くBの傾向は弱い」というだけのことだと思います。 回答の方を簡単にまとめると 1=自、2=他、なのに対して 3=自、4=自 だから。ということになります。
- cucciolo
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例文3が4に交換可能なのは、3が4の『強調』だからかな? 日本語は文法を考えずに喋れるので、全く自信ありませんが...
- pastorius
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勘ですが。 漢字が読めますか。 は、文章の主格が「が」の直前の「漢字」であると思われます。 英語は得意じゃありませんが英語的に言うと、 Can this Chinese character be read? 漢字を読めますか。 は、文章の主格が省略された「あなたは」であると思われます。 Can you read this Chinese character? とゆう気がします。 気のせいかもしれません。。。
- otasuke009
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3は4に交換可能とは断言しないほうがよさそうです。4は意味が通じることは通じますが、不自然な感じがあります。(No.1で述べられた理由から) ところで、口語では、3以外に 5:「この漢字、読めますか。」 と助詞を省略した言い方がごく普通に用いられます。 6:「この漢字は読めますか。」 これも自然な言い方ですが、相手の漢字を読む能力を読める人がテストしている感じです。 3は6と同様ですが、場合によっては、 *「こんな難しい漢字は誰も読めるわけがない。」 *「こんな難しい漢字はあなたには読めないでしょう。」 *「自分はこの漢字が読めなくて困っているのですが、読み方を教えてくれませんか。」 というような意味を持ちます。その点で6よりもニュアンスに富む言い方です。 ちなみに 1は、 *「私はこの問題の答えがわかります。」 2は、 *「私はこの問題を前に見たことがあります。」 (答えはわかっていなくてもよい) こういう違いがあります。
専門家ではありませんので、直感で書きます(IT系エンジニアです。畑違いすぎ ^^;)。 本来の日本語文法だと、どちらも「が」の使い方はおかしいのではないでしょうか?「が」は、自動詞、すなわち、「が」の前に来るものが、続く動詞の行動を実行する場合に使うのでは? たとえば、「猫が餌を食べる」は、食べられるのは餌です。猫ではありません。 この流れでいくと、「問題がわかる」の主語は「問題」であり、問題が、自分で何かを判る、という変な日本語になります。 一方、「を」の前に来る言葉は、続く言葉のターゲットになるモノです。したがって、2の場合、「問題」は知られる対象、4の場合、「漢字」は読まれる対象であり、文法的に正しいと思います。 というわけで、私の意見は、1、3のいずれも「最近は認められて口語としては通用するが、本来の文法からするとちょっとおかしいんじゃない?」という結論になります。 (そもそも、1の場合、「問題が判る」というのはおかしいですよね。問題は解ける、もしくは解決するものであり、問題そのものを「判る」といのはどうかと…) ま、いろんなバリエーションがあるでしょうから、専門家の意見を待ちましょう。
- riderfaiz
- ベストアンサー率31% (1072/3360)
時代変遷ということではないでしょうか。 元来の日本語では 「○○ができる」 と言うべきで、 「この漢字が読めますか」 が正しく、 「この漢字を読めますか」 は本来 「この漢字を読むことができますか」 から混同されて使用されてきたものが一般化したものと 解釈できると思うのですが。
お礼
本来は「丸々ができる」と言うべきなんですか? 経時的な解説敬服いたします。
補足
可能動詞を伴う時には助詞は「が」でなければならない。ただし、「を」は口語では認められる。 上の言説は間違っていますか?正しいですか?
お礼
各例文の解釈、さらに新たな例文を付加してくださりありがとうございます。 ここでみなさんにまとめてお礼を申し上げます。2さん、畑違いであってもわたしにとって大歓迎です。なぜならわれわれは多様性のなかに連帯を求める国民ですから。多様性こそが新しい活力の源泉なのです。いろいろな専門の知識を集結し、他の分野のバックグラウンドを持つ人ならではの思考をも活用し、化学反応を起こすのです。知識の塔の建設にあたり、知識界のシナジー効果こそ、尊ぶべきなのです。その意味で、2さん、あなたの精神はわれわれの模範であります。