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HPLC 検量線の範囲について

規格範囲が0.4%以下(測定値面積 140000)の場合 3点検量線を作りたいのですが どれぐらいの幅でSTDを作るのが 妥当ですか? 教えてください

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

>「誤差の平均値が許容範囲にある」とはどの位のことですか 分析の目的によってまちまちです。そしてその目的にあわせて許容範囲を決めることになります。医薬品や医薬中間体の製造開発の場合には厳しい基準が設けられていることがあります。でも今回はそれほどシビアなものではないと言うことですし、求めたい分析値の有効数字が一桁ですので、かなりラフでも良いと思います。5~10 %程度の誤差を許容しても良いかと思います。 >定量限界(再現性)・検出限界という言葉はよく効くのですがあまり意味が良くわかりません 様々な機関が基準を定めています。例えば日本薬局方が挙げられます。算出方の例は、参考URLに記したサイトで「定量限界」「検出限界」を検索すればヒットします。 そのほか、「真度」「精度」「特異性」「直線性と範囲」「頑建性」「堅牢性」についても目を通してみると良いと思います。

参考URL:
http://www.waters.co.jp/
noname#31556
質問者

お礼

何度もありがとうございました。 教えていただいたURLなどからも、 さらに学習していこうと思います。

その他の回答 (2)

回答No.2

訂正と補足を。 【誤】合格ならば「>0.4 %」で十分です。 【正】合格ならば「<0.4 %」で十分です。 検量線を作成する場合、特に低い濃度を定量する場合には、直線性が保たれているのかを確認するほか、再現性があるのかを確認することも大切です。 検量線用のSTDをそれぞれ3回以上(場合によっては2回でも可)測定し、誤差=(最大値-最小値)÷平均値 が許容範囲にあることを確認してください。 ここまで読まれてかなり面倒だと感じてらっしゃるかもしれませんが、本当にシビアな分析ですと検量線の作成だけで何十本もSTDを打ち込む必要があります。注入量の正確さを保つ理由も重なってオートインジェクタは必須アイテムとなります。でも普通はそこまでシビアに分析しなくても済む場合も多いので(合成研究の現場など)、状況に応じて手を抜いてください。

noname#31556
質問者

補足

試験としては 定量値を出す試験ですが それほどシビアなものではありません。 付け加え質問させていただきます。 ・「誤差の平均値が許容範囲にある」とは   どの位のことですか ・定量限界(再現性)・検出限界という言葉は  よく効くのですがあまり意味が良くわかりません  よろしければそのあたりを教えていただけますか。  お願いします。

回答No.1

どの程度の精度で分析が必要なのかによって答えは変わってきます。 まず「0.4 %以下」であることだけを確認したいのであれば、0.4 %が定量限界以上であることをあらかじめ確認し(再現性の確認が必要です、必要ならばきちんとしたバリデーションを)、その分析条件で測定すれば良いと思います。分析結果は、合格ならば「>0.4 %」で十分です。そしてこれがいちばん無難な方法です。 もしも定量値を示す必要があるのでしたら、予測される濃度よりも広い範囲で検量線を作る必要があります。その範囲の設定ですが、サンプルによってまちまちですし、同じサンプルでも日本と外国では基準が違うことがあります。 一例を挙げると、予想されるサンプル濃度が0.20~0.40 %であれば、その50%~150%の範囲、すなわち0.10 %~0.60 %の範囲の検量線を作成する、といった感じです。このときに必ずスペックアウトの数値(不合格の値)を含む検量線を作成してください。この検量線のレンジから外れた場合には定量は出来ません。 さらに言えば、きちんとした定量をしたいのでしたら、3点だけの検量線ではダメです。最低でも5点、出来れば6点以上必要です。そして検量線の範囲を必要以上に広く取らないことも大切です。理論的にはサンプル濃度とAreaCountは比例するはずですが、現実にはそうはなりません。特にサンプル濃度が低い範囲では注意が必要です。また原点を通らないほうが普通です。

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