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酸性とアルカリ性の危険度

一般的に、酸性の物質よりも、アルカリ性の物質のほうが、危険であると聞いたことがあります。 その真偽の程と、理由をお聞かせください。 あと、アルカリ性の液体を手につけたときに、ヌルヌルするのは何故でしょうか。よろしくお願いします。

みんなの回答

  • liq
  • ベストアンサー率38% (228/595)
回答No.3

物によって性質が違いますので一概に酸とアルカリを比べるわけにはいかないと思うのですが、「酸性の物質よりもアルカリ性の物質のほうが危険」というのは、DASSさんも書かれているように、酸はタンパク質をすぐ変性させる(固まらせる)ので深いところに浸透しにくいのに比べ、アルカリは浸透しやすい(ヌルヌルするのは、inaken11さんも書かれていますが皮膚が溶けている)からではないでしょうか。 経験からいうと、 硫酸(液体)が皮膚にふれると「あ、やばい、ついた、痛い」と思って洗い流してもヤケドのようになりました。少々マイルドですが劇物のトリクロロ酢酸(固体)は、「あれ。ついちゃった?」と思って手は洗いますがあとで指の皮がむけてきます。濃い酢酸も、油断しているとちょっと痛くてあとで指の皮がむけることがあります。アルカリについては、劇物の水酸化ナトリウム(固体)はちょっと触れただけですぐに洗えば(ヌルヌルしますが)どうということはなかったです。せっけんは弱アルカリ性ですし、「皮膚がつるつるしてキレイになる」温泉は弱アルカリ性だったりします。 私の結論をいいますと、「よくある酸性・アルカリ性物質で、付着してすぐ洗い流せるという条件で、皮膚に関して言えば酸性物質がけっこう危ない」

bigsea
質問者

お礼

ありがとうございました。 重要な体験談、とても参考になります(特にトリクロロ酢酸の体験談は、なかなか聞けないです)。 たしかに農硫酸だとか、濃度の濃い液体だと、酸性、アルカリ性だとかに関係なく危険度は高いでしょうね。

  • inaken11
  • ベストアンサー率16% (1013/6245)
回答No.2

ヌルヌルするのは、皮膚の表面が侵されて溶けているからです。 化学的には加水分解反応といいます。 タンパク質を分解するのです。 ですから目にはいった場合は、角膜のタンパク質を分解してしまい、失明の危機があると言うことです。 性質について、詳しくは理科の教科書を引っぱり出して見てください。 私も忘れました。(笑) 酸の場合は、強酸の場合、脱水反応で皮膚は炭化していきます。(火傷と同じような状態) 弱酸の場合、皮膚も弱酸性に保たれるように体が機能していますので急速に薬傷を負うことはありませんが、水分が蒸発して強酸になるものもありますので気を付けてください。 ちなみに、手に着いたアルカリでヌルヌルがなかなか取れないときは、お酢を手に付けてから洗うと、すぐに取れます。(コレが中和です、きっと中性を通り越して酸性になってますけど)

bigsea
質問者

補足

ありがとうございます。 ペプチドの加水分解は、酸でも、アルカリでも、進行すると思いますが、違いが生じるのは何故でしょうか。 よかったら、回答お願いします。

  • DASS
  • ベストアンサー率38% (116/304)
回答No.1

一般的に、酸性物質(塩酸、硫酸、硝酸など)は、皮膚の表面を浸食していきます。もちろん、そのまま放置していけば、内部にも入っていくでしょうけど、アルカリ性物質(水酸化ナトリウム溶液など)より浸透する早さはゆっくりです。アルカリ性溶液で手がヌルヌルするのは、手の細胞内の油が溶け出しているからです。この事実からも、アルカリ性溶液が内部に浸透しやすいと言うことが分かります。 つまり、酸性溶液は表面にいるので、すぐに洗い落とせば被害が少なくて済みますが、アルカリ性溶液は、すぐに中に入り込むので、すぐに洗っても、内部に浸透した分は、被害が生じると言うことです。 でも、一番恐いのはフッ酸で、すぐに体内に染みこんで、ゆくゆくは骨まで溶かすと言われています。

bigsea
質問者

補足

ありがとうございました。 酸性、アルカリ性、フッ化水素酸の、体内への浸透しやすさに違いが生じるのは、どうしてでしょうか。 よかったら、回答お願いします。

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