- ベストアンサー
筋電図の周波数解析について
筋疲労をみるために等尺性収縮運動をしているのですが、周波数中央値(Median Power Frequency)と平均周波数(Mean Power Frequency)のどちらを用いたらより筋疲労が分かるのでしょうか?よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
昔、筋電図系を大学で専門でやってましたが…。 私の研究室では「平均周波数」が一般的でした。 (なぜでしょう?…ってこれを質問されているんですよね(^_^;)) 今、ちょっと見たところ、ここのページ↓ http://www.vbl.saga-u.ac.jp/research/forum2002.pdf に、平均周波数と周波数中央値の両方の変化の様子がグラフに出ていますが、 どちらもそれなりに似た徐派化の様子が見えていますよね。 ということは、どちらでとっても疲労している様子は見られるのでしょうが、 どちらの方がより正しいか、ということは 「そもそも疲労とはなんなのか」という問題に関わってきますよね。 疲労は、やはり生理指標だけで確定できるものではないと、私は思っています。 やはり、被験者の主観的な感覚の疲労とすりあわせて、よりどちらが「人間の生理的・感覚的な本当の疲労に近い」のかを判断しなければならないと思います。 しかし、主観的な疲労、というのは いくら数値化して計算しても、どうしても尺度があいまいになってしまいがちですよね。 正直、現状ではこの程度の差を「どちらが正しい」とは言えないのではないかと思います。 たくさんの被験者に実験してもらって、「どちらが正しいか」質問者さん自身に研究してもらえたらより良いかと思います…。 いずれにせよ、波形をどう解析するかというだけの問題ですから、研究の際は、両方の方法で解析されてみてはいかがでしょうか。 答えになってなくてすみません。 もしかしたら、「筋電図の場合」というより、 周波数中央値(Median Power Frequency) 平均周波数(Mean Power Frequency) の数学的な意味の違いを調べた方がいいのかもしれません!?(この手のことはうとくて…すみません。)
お礼
ありがとうございます。卒論のテーマで筋疲労を扱っているので、非常に参考になりました。私が読んだ論文では周波数中央値は高域ノイズの影響が少ないので、筋疲労の指標には適していると記載されてました。とにかく両方の値を用いて研究を進めていきたいと思います。 ありがとうございました。