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CとKのスペルの違いって? koala はcoala じゃなんでダメ??
フォニックスを聞くとCとKが同じ音に聞こえるのですが、Koala はなぜcoala と書かないのでしょう? 何か違いはあるのでしょうか? 教えてください。よろしくお願いします。
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#2のmartinbuhoさんのご解説はとても分かり易いと思います。 特定の発音に『当て字』をする場合は、その表現を『受け取る』側(例えば対象となる視聴者など)が『納得できる』あるいは『スンナリはいってくる様に感じる』ことを想定することが重要です。こうした配慮には、相手の人々の文化や歴史や慣習への理解が不可欠となりましょう。 "c" の音を [k] で表記した言葉が存在しうるためには、(1) 語源が "k" だった (2) 受け取る相手が例えばギリシャ・ロシア・ドイツ・東欧などの"k" を多く使う言語文化に馴染んでいる (3) 違った表記に対する許容度がみこまれる、などといった条件を鑑みるとよいと考えます。 例えば、女性の名前のキャサリン Catherine は、ロシア語読みで Ekaterina で、ギリシャ語で Aikaterina、ラテン語に伝わって Katerina と "K" がついており、ドイツ・東欧系出身かにかかわらず、 米国でKatherine と書くキャサリンはごく一般と考えられるでしょう。受容度や許容度がみこまれるという前提でなら、cat (猫)は kat でも、cool (かっこいい)が kool でも、corner (角っこ)が korner でも、かけ言葉のつくり様は色々あるでしょう。飲み物のコーラ cola は kola でも、もともとが熱帯植物 kola の木に由来していますので、"cola" "kola" 共に英語として認識される所以があります。 ところが、ご質問のコアラ koala はオーストラリア原住のAboriginal 語のgulawa が語源とされ、これが自然とkoala と表記されるようになってしまったので、ラテン系の "c" とギリシャ系の "k" の相互連関とは縁遠いとは思いませんか?これを 日本人のアイディアで "c"で表記しても、欧米人がスンナリ理解・許容する合理的事由がないとしたら、定着させるのは簡単ではないかもしれません。 一方、スペイン語 cacao からきた cocoa を kokoa と表記するのは、ラテン系の "c" とギリシャ系の "k" の相互連関に既に見馴れている欧米語圏の人にとっては、決して違和感がないと思います。
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C という文字はラテン語ではKの音を表していました。一方、Kの文字はラテン語では滅多に使われない文字でした。 cの音価は 続く母音がa,o,uだとkの音になりますが、i,eの場合は sの音になりますよね。これは フランス語でも同じですが、イタリア語だとchの音になります。 ドイツ語ではCの文字は 普通、tsの音を表し、kの音を表すのは フランス語やラテン語からの借用語が多いですね。 英語はフランス語やラテン語の影響を非常に強く受けまして、英語の固有語で 本来kの文字で綴られていたのもcに置き換わったものもありますね。例えば canなど。 kという文字はフランス語やイタリア語には本来なかった文字です。 colaは kolaという綴り方もあります。 全般的な傾向として、ラテン語やフランス語に由来する単語や、スペイン語やイタリア語からの借用語は 元の綴りのまま取り入れているのでcを使いますが、 それ以外の外国語からの借用語はkの文字を当てているようです。 余談ですが、英語やドイツ語などからの借用語でも イタリア語ではkの文字は敬遠されがちで、フランス語では元綴りのまま kが使われても イタリア語ではcやchに置き換えられる場合が多いですね。ですから イタリア語では coalaと書くのが普通です。
欧米語はラテン語の大きな影響を受けています。ラテン語ではKの文字は二つの例外を除き使われませんでした。従ってにラテン語の強い影響の残る言葉ほど(スペイン語、イタリア語など)今日でもKは外来語(国名、地名、人名など)だけに使用されます。 ラテン系の言語を使う人々がKの字を見た場合、直感的に「異国」を感じると思います。従って宣伝業界では Coolを故意にkoolと書いたりします。この手法は商品名などによく使われます。もしCocoという地名が自国にあり、それを商品名に採用する時、KokoとかKocoと表記して独自性と異国趣味(舶来思想)を満足させるわけです。 外来語のK表記の例 koala,kangaroo, Kiwi(羽のない飛ばない鳥、果物のキウイはこの鳥に形が似ていることから) kimono
- kikimimi
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おそらくcoとkoに音の違いは無いと思います。 例えば、cool(かっこいい)とkool(タバコの銘柄)の発音はどちらも同じようです。 また、なぜcoalaと書かないというと、それは日本語で言う「じぶん」を「ぢぶん」と書かないのと同じだと思います。 ただ、アメリカではKとCが同じ発音なのを利用して、ice coneをice koneなどと看板に書いたりすることはあるます。