- ベストアンサー
台風の進路
今年は台風の当たり年…といいますが、「なんでそこで曲がるかなぁ!?」というような進路を取りますよね。沖縄の南までは北西に進んで、そこから急に進路を変えて日本列島をなぞるように北上、という進路です。 今年はとくにその進路が多いと思うのですが、何か理由があるのでしょうか。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
今年の台風発生数は現在迄のところ24個で,これは例年に比べてそれほど多い数ではありません。 1993(28), 1994(36), 1995(23), 1996(26), 1997(28), 1998(16), 1999(22), 2000(23), 2001(26), 2002(26), 2003(21) 過去の記録を見ても,中国大陸に6個,フィリピンに3個,日本には3個(2.6)というのが平均的なところです。 ところが今年は,中国には4個しか行かず,フィリピンは0個,そして日本に10個来ています。 (これ以外は海上で消滅) 一般に台風は,フィリピン南東部の高温海水域で発生し,発達しながら北上し,小笠原付近の 太平洋高気圧と,中国大陸にある大陸性高気圧との力関係によってその向きを決定される, というのが定説です。 春先は低緯度で発生し,西に進んでフィリピン方面に向かいますが,夏になると発生する 緯度が高くなり,下図のように太平洋高気圧のまわりを廻って日本に向かって北上する 台風が多くなります。 8月は発生数では年間で一番多い月ですが,台風を流す上空の風(偏西風)がまだ弱いために台風は 不安定な経路をとり易く,9月以降になると大陸性高気圧の発達を受け,大陸性高気圧と太平洋高気圧の はざまを縫うように,南海上から放物線を描いて日本付近を通るようになります。 http://www.kishou.go.jp/know/typhoon/1-4.html 台風が日本に近づくかどうかは,「台風が発生する高温海水域の位置」と「両高気圧の 張り出し具合」によって決まります。 今年は,高温水域が例年より「東側に寄っていたこと」,「太平洋高気圧も東側に寄っており、 かつそれが長期間にわたり移動しなかったこと」が、接近数が多かったことの理由として 挙げられています。 参考URLです。 左側の「台風情報」をクリック,右下の「年間経路」をクリックすると,今年の台風の経路が見られます。 http://www.nogyo.tosa.net-kochi.gr.jp/kisyo/
その他の回答 (3)
- ruru-po2
- ベストアンサー率18% (96/508)
過去に自分も同じ内容の回答をしたことがありますが、下のURLがとても分かりやすくて参考になると思います。
- kuma56
- ベストアンサー率31% (1423/4528)
地図上だけで見ると判りにくいのですが、気圧配置図を中心に見てみると、またちがった角度から見る事が出来ます。 "台風の進路"をキーワードにして、過去ログを検索すると、類似の質問が見つかりますので、まずそちらをご覧になってはいかがでしょうか。 ちなみにこれ↓など http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1044374 http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1029429 http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1021110 http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=981450 http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=342052
- yoshi170
- ベストアンサー率36% (1071/2934)
参考URL20日の予想天気図を見てもらえばいいのですが、中国上空にある高気圧と太平洋上にある高気圧の間を台風が通ります。今年は2つの高気圧の谷間に日本が入ることが多かったので台風が日本上空を通ることが多いようです。