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水平震動とは
建築物の耐震仕様で水平震動が0,6G(ガール)にな っているたてものは、地震のとき震度いくらまでなら、耐えられるでしょうか?
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>0,6G(ガール) 単位はガール(gal:読み方はガールではなくガル)ではなくG(重力)です。ガルも重力も加速度の単位です。 また耐震設計で使っている用語なら水平震動でなく、設計震度(「動」ではなく「度」)だと思います。 なお、この「設計震度」と地震の後に気象庁が発表する「震度」(正しくは気象庁「震度階」)とは用語は似ていますが、全く関係のないものですので注意してください。 地震の水平震動0.6gとは水平方向の揺れの加速度が約600gal(日本の計量法上は正式な単位はガルや重力でなくm/sec^2なので、正式には約6m/sec^2となります)、関東大震災が0.3~0.4g程度(最大値がきれているので推定)、日本の建築物の設計上行う地震応答解析の基本波であるエルセントロはも0.3g程度、兵庫県南部地震では0.8gが最大加速度です。 兵庫県南部地震の方が大きな値を示していますが、加速度最大値が、耐震性能の全てを表すわけではなく、地震のの持つ周波数が大きく影響しますので、耐震性と地震加速度最大値の関係は一概にはいえません。 ちなみに釧路沖地震ではもっと大きな加速度0.9gが得られていますが、被害は余りありませんでした。 建築基準法の設計震度0.3gを考えるのが一般的で、実際それで設計された建物(新耐震設計法で設計されたもの:1981年以降のもの)は兵庫県南部地震でほとんど大丈夫でしたので、質問の内容が設計震度0.6gなら最大級の地震(気象庁震度階7程度)に対して耐えると考えられると思います。 ちなみに質問内容が正しく0.6ガルで設計されたものならば、人が乗っただけで倒壊します。
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- warasubo1
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現在、震度と呼んでいるものは、いわゆる「計測震度」の値で、この値には地震動の継続時間も反映されるような計算方法です。従って、最大加速度値との1対1関係にないため、震度いくらまで耐えられるかを数値で示すことはできません。
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