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家屋の耐震強度についての質問
将来の強い地震に対して家屋の強度を心配しております。 当方の家屋は、鉄骨・ALCの3階建で、1階が10ミリのH鋼、2・3階が8ミリのH鋼です。 以下の(1)~(3)の「いずれか」でも、ご意見を頂けないでしょうか。 (1)この建物は、木造建築よりも強いでしょうか。 一般的に言って、震度6程度の地震で倒壊の可能性はどのていどでしょうか。 (2)詳細な強度の判断を得るには、どのようなところへ、頼めばよいでしょうか。 (3)もし耐震補強するとなると、どのような補強で、どのくらい費用がかかるものでしょうか。 建築の知識があるかたにご意見をお願い致します。
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>(1)この建物は、木造建築よりも強いでしょうか。 耐震性の低い木造建築もあれば、耐震性が高い木造建築もありますので、一概に「木造建築より云々」という評価は不可能です。 >一般的に言って、震度6程度の地震で倒壊の可能性はどのていどでしょうか。 一般的に言って、震度6程度の地震では倒壊しません。 建物内部の家具などが倒壊して住人に死傷者がでたり、火事によって住人が窒息死する可能性が高いです。 >(2)詳細な強度の判断を得るには、どのようなところへ、頼めばよいでしょうか。 詳細な強度の判断は出来ないでしょう。 構造計算関係の書類が残ってお居れば、書類上で、どの程度の構造強度を目指したか、大まかな理解はできるでしょうが、実際の構造強度は施行の善し悪しでも大きくぶれます。 「詳細な」強度は、パワーショベルで建て物を押して、建物のひずみを測定するなどの実地試験をしないと判らないものです。 >(3)もし耐震補強するとなると、どのような補強で、どのくらい費用がかかるものでしょうか。 鉄骨建築の耐震補強は基本的にはワイヤー筋交いを入れるぐらいでしょう。 鉄骨自体を入れ替えることはできないと考えて下さい。 したがって、万が一、柱の数か少ないとか、梁の強度が足りないなど違法建築の場合は、補強しようがありません。
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- inon
- ベストアンサー率20% (773/3794)
先ず始めに耐震性能の判断を行う為にはその建物が何時建てられたが重要です。 1981年以前か以降かで構造基準が変わりました。1981年以前の建物の場合は現行構造基準に達していないので、倒壊の恐れがあります。 次に2000年以前か以降かで又変わってきます。2000年以前であれば地盤調査の要件が無かったので地盤が弱い場合は不同沈下で建物が傾く恐れがあります。 (おおざっぱな説明です、長くなるので) 耐震補強の仕方、費用はこのあたりでひじょうに大きく変わってきます、これくらいだろうという目安はありません。数百万かかるか、最悪建物一棟を新築するぐらいの費用がかかる場合もあり得ます。 何にしろ、耐震検査を得意とする設計事務所に調査を依頼することが第一歩です。建築士会などに問いあわせれば紹介してくれるでしょう。
お礼
構造基準を基に耐震性能の考え方をお教え頂きありがとうございます。少なくとも建てられたのが1981年以降ですので少し安心しました。耐震補強の仕方、費用は簡単には算出できないとのことですので、頂きました情報を基に今後どうするか考えるように致します。
- gisahann
- ベストアンサー率37% (973/2616)
http://www.taishin-jsda.jp/price.html http://www.taishinshindan.jp/055-menu/ <1階が10ミリのH鋼、2・3階が8ミリのH鋼です。=有り得ない表現です。 http://www.ads-network.co.jp/seinou-kiso/seinou-hyouzi-01.htm 御質問にあるような漠然とした内容では答えは返ってきません。 お気持ちは解からんでもないですが、費用的にどうかなと思います。
お礼
関連情報のアドレスを紹介頂きありがとうございます。耐震の知識を得ることができました。この知識を基に、「混乱していた」頭の中を整理します。
- arcorb
- ベストアンサー率28% (35/122)
一級建築士です。耐久性は、総合的な重量とバランス、柱のスパン(柱間の寸法)と梁のせい(高さの寸法)と接合状況で決まります。更に言えば、地盤の状況と基礎も影響します。なので、一概には強いとか弱いとか言えません。ですが、一般的には木造よりも強い材料強度ですので、無許可で建築してない(確認申請が出されていて、完了検査済書がある)なら、適正に工事されている可能性が高く、震度6くらいじゃ倒壊までには至りません。壊れる部分の可能性は、地盤が弱い場合には、傾いてしまう可能性と液状化による不具合は残されますが、それは命に関わるほどではありません。詳細な判断は、いわゆる一級建築士事務所(工務店ではなく設計事務所)しかないです。しかし完了検査済書があれば、そこまでも必要ないと判断してもよいでしょう。それがない場合は、不可能ではありませんが、一級建築士によりお持ちの設計図書(図面)を紐解いていき、現場で目視判断を行います。しかし隠蔽部分(壁の中)もありますから、壊さない限り施工状況までは見れない可能性が高く、完全な判断というのは一級建築士でも難しい点が多くなります。しかしまずは、わたしたちも書類の有無で判断すると思ってください。さて補強方法ですが、どこが弱いかで決まります。弱い箇所とは、先ほどの耐久性について述べた箇所のいずれかです。建物の躯体(骨組み)に関するところで言えば、鉄骨造は溶接で補強できますので、やろうと思えばいつでもできるというふうに思っていて問題ないです。費用も書類の有無で決まります。
お礼
適正に工事されている場合は震度6くらいでは倒壊には至らない、との意見を頂き、すこし「ほっと」しております。まずは、設計図書を探します。大変ありがとうございます。
お礼
耐震についての種々ご意見ありがとうございます。耐震補強は、一筋縄でないことが分かりました。素人の比較的に簡単に診断・補強ができる、との考えを改める必要が分かりました。ありがとうざいます。