Vceの電圧

質問

図は、固定バイアス回路と静特性表です。
Icが電流0の場合、Vceは何故9Vなのですか？
Icに電流が流れないという時は、当然RBにも流れない。
表ではなく、回路図をつかって説明してください

回答No.3

ohkawa3

入力する交流電圧を2水準としてグラフを描いてみました。

＞Icが電流0の場合、Vceは何故9Vなのですか？
Icがゼロということは、RLに流れる電流がゼロであって、RLにおける電圧降下がゼロなので、電源電圧の9Vがコレクタ電圧になるのです。

回答No.2

JO_O（@JO_O）

毎度ＪＯです。

Icが電流0の場合、Vceは何故9Vなのですか？　

この説明に静特性表は関係無く、オームの法則で説明が出来ます
オームの法則
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

V=IR
　V＝（電圧）
　I＝（電流）
　R＝（抵抗値）

この回路は VCC 9V にRLとトランジスタ（Vce）の直列回路が構成されています
なので IC が 0 の時 RL に流れる電流も 0 です、
V=IR から V の値は I と R の積なので、 RL の電圧（V）は抵抗値がいくつで有ろうが V=0 です
VCC 9V-（RLの電圧 0V）=（Vceの電圧9V）　と成ります

上記の計算は静特性です、これより実際の動作を伴う「動特性」の計算をしましょう

先ず RL を計算で導きます、静特性表から直流負荷線に注目します
グラフの横軸 Vce=0 の時は直流負荷線から Ic=3mA と読み取れます、 Vce とRL は直列回路なので RL にも 3mA が流れます
VCC 9V にRLとトランジスタ（Vce）の直列回路が構成されているので、Vce=0V の時 RL には 9V が掛かります
V=IR からRL の抵抗値は （VCC 9V）/（RL=3mA） = 3kΩ です

次はトランジスタの HFE を求めて見ましょう、HFE=Ic/Ib です
直流負荷線から、 Ic=1mA の時 IB=4uA と読み取れますから、HFE は250 です

続いて Rb の値を決めます、Rb の値はトランジスタの動作点から決まります、動作点とは入力 Vi が無い時の Vceの値から決まります
無負荷時 Vce の最適値は、電源電圧 Vcc の半分の電位です、
この Vcc/2 で（前回投稿した）入力をリニアに増幅出来る範囲が最大に成ります。
Vcc/2（4.5V時） RL には、4.5V/3kΩ=1.5mA（Icも1.5mA） が流れます、HFE=250 なので Ib には 1.5mA/250=0.006mA（6uA）が流れます
入力 VI が無いので Ib に流れる電流の全ては Rb から流れます、Rbに掛かる電圧は、 Vcc（9V）-Vbe（0.6V）=8.4V です
V=IR から Rbは、8.4V/Ib（6u A）=140kΩです

従って、この回路の最適値は
RL=3kΩ
Rb=140kΩ
HFE=250

と成りました、この様な小規模の回路でも上記の様な計算式が必要です

電子回路設計で回路内に「ブラックボックス」を設けず、全て設計者の管理下に置く事

回答No.1

lumiheart

＞当然RBにも流れない。
RBもですが、そんなどーでもえー事よりRLは具体的に何ｋΩ？

定石的にはせいぜい大きくて10k～20kΩ程度
２０ＭΩとかって普通は想定しない

テスターの内部抵抗のおはなし
https://www.marutsu.co.jp/contents/shop/marutsu/mame/115.html

補足

いや、このyoutubeを見ながら勉強していたので、抵抗は記載がありません。

西山先生が教える電験三種ズボテク教室 第25弾