中世のヨーロッパの農業について教えてください。

質問

趣味で中世のヨーロッパの農村について調べているのですが、地条という言葉が出てきました。
初めて聞く言葉でしたので色々調べたのですが、図がなく言葉だけの説明のものしか見当たらずどのようなものか想像できませんでした。
地条とはどのようなものになりますでしょうか？
もし可能でしたら図が見れるサイトなどがありましたら是非教えてください。
よろしくお願いします。

回答No.3

kon555 · ベストアンサー

>>本には「あぜ溝を単位とした細長く、狭い土地へと分割した」とある
　この記述であれば、やはり『地条』とは「うね」の事ですね。私が知らないだけで、そうした言い方があるのかもしれません。
「あぜ」というのは、「うね」と「うね」の間の、平らな溝の部分を言います。人が通るための道だと思えば大体合っています。
https://product.takagi-plc.co.jp/hata-cycle/dictionary/588/

　条というのは1つの「うね」に植えられた作物の配列の事で、間に溝はありませんから。もし条と条の間に溝が作られていたら、それは条ではなく1つの「うね」です。

>>現在の～数百メートルに到達してもおかしくないでしょうか？
　はい、下記のページをご覧ください。
https://www.calbee.co.jp/diary/archives/9457
「吸い込まれそうなほど、ながいながい畝。」というタイトルで写真が掲載されていますが、数百メートルくらいは普通にありそうですね。
("畝"は「うね」のことです)

>>人口が増加したために耕地を小分けに～農地を分ける性質がありますか？
　条にはありません。「うね」にはあります。
　まああくまで人間の取り決めとしての事ですから、「この作物の1列(条)がお前の農地で、隣の列(条)は別の奴の農地だ」とする事は不可能ではありませんが、境目がないのでトラブルになりそうです。
　一方で「うね」は溝という分かりやすい境界で区切られているわけですから、耕地を小分けにするという意図として合理的と言えます。

　なので貴方の質問にある「地条」は「うね」の事であると考えていいと思います。
　図が見れるサイトなどについては、今までの回答で提示したもので図が見られますし、「うね」で検索すれば図も写真も大量に出てきます。

補足

どうもありがとうございました。
詳しい方からご回答がいただけて助かりました。
他のことも色々と調べてみます。

回答No.2

oska2

＞地条とはどのようなものになりますでしょうか？

簡単に説明する事は、難しいですね。
が「集団農場」と考えれば、理解できます。
個人単位で狭い農地を持つのでなく、集団で大規模農地を耕作する。
※集団の単位（人数）は、地域・環境・国ごとに異なります。
そうそう、「ミレーの落穂拾い（絵画）」を見れば分かりやすいかも？

補足

ご回答をありがとうございます。
早速ミレーの絵を見たのですが、三人の人が屈んで農作業をしている絵でしょうか？
その絵に地条が描かれていますでしょうか？

回答No.1

kon555

菜園などでの「条」の事だろうと思いますので、その前提で回答します。
　まず農地には「うね」と呼ばれる畑の土を細長く盛り上げた部分を作ります。ここに種や苗を植えます。
「うね」については、この辺りを見ると、どういう物か分かると思います。
https://greensnap.jp/article/9884

　そしてこの「うね」に種や苗を等間隔に整列させて植えていくのですが、この時に2列で植える事があります。
　これが「条」です。
https://gardenstory.jp/gardening/46628

　一方で「地条」で検索するとこちらのページぐらいしか出てこないのですが、説明的にはおそらく「うね」の事ではないかと思います。
https://kotobank.jp/word/%E5%9C%B0%E6%9D%A1-1365422
外国の情報の場合、翻訳の都合などで一般的ではない語句が使われたりもしますので、その前提で貴方が見たという『地条』も判断してみて下さい。

補足

詳しくどうもありがとうございます。
本には「あぜ溝を単位とした細長く、狭い土地へと分割した」とあるのですが、何か思い当たることはないでしょうか？
一つの地条は450-550mになったようで、当時は牛に棃を引かせていたようなのですが大部隊の棃耕隊を投入できたとあります。
現在の広い農地でも条は数百メートルに到達してもおかしくないでしょうか？
人口が増加したために耕地を小分けにする必要に迫られて地条かできたと考えられているようですが、教えていただきました「条」は農地を分ける性質がありますか？