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1年制の調理師専門学校、製菓学校
たまたま歩いて行ける距離で調理師専門学校と製菓学校の1年コースがあります。 中には3年制の学校とかもあるでしょうが、「1年ぐらいだったら良いか」という気もします。 学費は約110万ぐらい。1年制では大した技術も身につかないとか関係あるのでしょうか? とはいえ、110万ぐらいであれば何とかなる金額なのでそんなにデメリットも無さそうではありますが。
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もちろんです。そうでなければ2年以上のコースの立つ瀬がなくなりますから、誰も選んでくれなくなりますね。 1年制のコースは殆どの学校で「調理の基礎的な知識と技術をマスター」することを目標としています。これは2年以上のコースの1年次の目標と同じです。学ぶ内容は、食の歴史、調理や食文化の概論、栄養学や公衆衛生学などの調理師としての必要な基礎知識で、実技として日本料理・西洋料理・中国料理のオールジャンルの料理の知識と技術を身につけるというカリキュラムが殆どです。 1年制コースは文科省の定めた規準(2年以上の修業年限であること)を満たさないので、修了しても「専門士」の称号は得られません。だからたとえば「将来、シェフとして海外ではたらきたい」というような場合は1年制に行くのは無意味です。 しかし「調理師免許」は「各都道府県が指定している調理師養成施設を卒業する」だけでいいので、1年制を卒業すれば取得できます。 基礎だけとはいえきちんと学校で学び、調理師免許も持っているので、就職の際は「高卒・未経験」より遙かに有利になります。少なくとも包丁の使い方や研ぎ方、衛生管理などについて基本はできているのですから。また、2年制の2年次で学ぶ事柄の中には、メニュー考案やサービス接遇、介護食実習のような、勤務先によっては殆ど必要のないことも混ざります。「学歴」を全く無用だと考えるのであれば2年もいる必要はありません。 但し、大手の料理店に就職するような場合、初任給が「学歴」で違うことがあります。1年制だと「高卒」と同等、2年制は「専門士」なので短大卒と同等。まぁ、1年余分にかかる学費が100万を軽く超えるので、その差はなんてことはありませんが。