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江戸時代以前の乳製品
牛車、秀吉の伴天連追放令から、日本では牛を使役していたことは分かりますが、江戸時代以前の日本では乳製品は一般的だったのでしょうか?醍醐天皇なんて方もおられましたが、一般庶民も乳製品を摂取していたのでしょうか?していないとしたらなぜしなかったのでしょうか?
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江戸時代以前の日本では乳製品の摂取は一般的ではありませんでしたが、古代など例外もあります。「日本史分類年表」の「食物年表」から関係がありそうな記述を抜き出すと 539年:酥と牛酪が百済から伝来 560年:智聡、搾乳術を伝授 645年:善那が孝徳天皇に蘇を献上 765年:典薬寮に乳戸があり、乳製品を多用する 939年:甘露・蜂蜜・牛乳の効果が説かれる 1774年:房州峯岡で白牛を放牧し、白牛酪を作る 1830年:江戸で白牛酪が作られる 1863年:前田留吉、市乳を横浜で販売 平安時代から江戸時代まで1200年以上記述がないところがポイントでしょう。
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- staratras
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余談ですが、奈良県に「飛鳥鍋」という牛乳を使う郷土料理があります。この起源が下の農林水産省のサイトにあるように古代まで遡るとすれば興味深いものがあります。 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/asuka_nabe_nara.html
- 76keeplo
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乳製品は特別な人しか食べなかったようです。 後醍醐天皇の名前は有名ですが。 醍醐は牛乳から作られたものです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%86%8D%E9%86%90 美味しいものでした。 蘇がその元です。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%98%87 wikiにはこのように出てました。
- oska2
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>江戸時代以前の日本では乳製品は一般的だったのでしょうか? 仏教伝来以降、日本では肉食はタブーでしたよね。 同時に、乳製品もタブーでした。 ただ、「馬の治療用」として牛乳を与えたとの記録が吉宗時代にあります。 >一般庶民も乳製品を摂取していたのでしょうか? 先に書いた通り、庶民は一切摂取していません。 幕末、アメリカから「ハリス」が駐在しましたよね。 家政婦として送り込まれた「お吉(年収120両)」が、病のハリスの為に牛乳を求め探した記録が残っています。 「牛の乳を人間が飲むなんて!」と、さげすまされた様です。 >なぜしなかったのでしょうか? 仏教の影響ですかね。 と言っても、鶴・イノシシ・鹿・兎などは食していましたがね。 もちろん、公に食するのでなく「カシワ・ボタン」など名前を変えて食べていました。 牛乳の場合は、「牛は農耕用」ですよね。 庶民には、牛(肉・乳)を食料と考える事は全くなかったのです。