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工業製品の抜き取り検査のN数の決め方

実際に今起きている話ですが、例えばあるロットの一部を1箇所切り出して測定し、規格10以下に対して9であったため合格として納入したところ、客先で同じロットの別の場所からサンプリングし、検査した所、11であったらしく、このロットはNG扱いとなってしまいました。流出防止策として、安易な考えで”ロットの一部を1箇所切り出して測定し、8以上の場合は再サンプリングして判定する”としましたが、統計的に、再度サンプリングするための閾値の決め方やN数の決め方はどのようにすべきでしょうか?検査の工数増をできるだけ避けたいので、むやみやたらとN増しは行いたくなく、かといって仮に数十箇所測定して1箇所だけ規格外があっても、工場としては納品したいのが本音です。工場、客先双方が納得できる落としどころがあればよいのですが。

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回答No.4

今回の質問の前提条件を確認したいです. 抜き取り検査が許されているということは,普通は工程能力が十分あることが 確認されていると思います.そうでなければ抜き取り検査ではなく,全数検査する必要が あるはずです. 今回の結果は「11」とは,規格上限に対して外れていたということでしょうか. それとも規格上限には余裕があった上で,取り決めた数値に対して外れていたということ でしょうか.(そうでなければ品質管理としては理屈がなっていないですが) 先ずはこの製品の工程能力がどんなものかそれがスタートです. >仮に数十箇所測定して1箇所だけ規格外があっても、工場としては納品したいのが本音です 気持ち的には分かるところもありますが,こんなことを了解していては品質管理が分かっていない, もしくは無視していることにしかならないと思いますが.

kitaosa
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。(愚痴を言うわけではありませんが)私の会社の経営者の方針(?)として”検査は金を生まない”とうのがあるらしく、製造に比べ検査員の数が異常に少ないため、工程能力を確認するにも全数検査等を実施する余裕がありません。今回の客先の指摘は規格上限に対して外れていたということです。(私も含め)品質管理を無視している会社と言われても文句は言えないと思います。

その他の回答 (6)

回答No.7

再度登場します. >私の会社の経営者の方針(?)として”検査は金を生まない” この考えは根本的には大賛成です.ただし,その前提として工程での作り込みが なされていて工程能力は十分にあり検査は単にその証拠としてのデータを作っている だけという位置づけである必要があります. あなたの書かれている内容では,品質管理はなされていないということにしかなりません. このような状態で納品を続けるには規格を見直して工程能力が十分ある規格と する必要があります. そうでなければ規格を決めている意味がありません.

  • SortaNerd
  • ベストアンサー率43% (1185/2748)
回答No.6

何の問題も無いと思うのですが。 NG扱いのなにがいけないのでしょうか。 まさか相手先でサンプル検査をされても規格内になることを保障できるわけもないですし。 サンプル検査で規格を作っている以上、規格外の不良品が混じることがあるのは当然だと思うんですが。 不良品発生時の返品手続きの手間&信用問題と検査の手間を考えてnは決めればよいと思います。

  • palmmy
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回答No.5

測定箇所を増やして、規格外が増えるのなら製造設備とか製造方法を見直した方がよいかと思います。 図面に交差はありますでしょうか? あれば、すべて交差内に入っていないとだめだと思います。 >検査の工数増をできるだけ避けたいので、 少ない点で確実に規格外を特定できる場所を見つけるしかないのでは?毎回バラバラということであれば、工程の能力が無いということだと思います。 >工場、客先双方が納得できる落としどころがあればよいのですが。 "規格内に入れられない"ということを伝えても転注されないのであれば、交渉の余地はあるかもしれません。 他社でも、そのような加工は難しいなど、一般的に難しい加工であればある程度妥協してくれるかもしれません。

  • pote_con
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回答No.3

#1です。 ちょっと言わせていただきたい事が。 >かといって仮に数十箇所測定して1箇所だけ規格外があっても、工場としては納品したいのが本音です。 これっておかしくないですか? 検査で抜き取りをやるのは、たまたま抜き取ったサンプルが合格なら納品可なのではなく、「どれを取っても合格している事」の代用特性ですよ。 たったの1個なら規格外があっても良いなんて、絶対有り得ません。 契約でそう決めてあるなら別ですが、抜き取り検査ってそんな考え方ではありません。 全て合格である事をどうやって省略した検査で証明するか?でしょう。 それには、納品先と、その製品のどこが一番規格を外れやすい特性を持っているのか、お互いに合意して、その部分だけの検査データを提出する事でしょう。 その部分のばらつきが不安定であれば、全数検査も必要かもしれないし、低め安定なら1個で充分でしょう。 それは特性値を見ないとなんとも言えません。 n数がいくつで納得してもらえるかは、お互いの合意で成り立ちますから、工数を減らしたいという気持ちは押さえるべきです。 何個測れば全部OKだと言えるのかをちゃんと考えて下さいよ! ふと、思ったのですが、あなたはあまり検査業務に向いていないような気がしますが… 心がけの面で…

kitaosa
質問者

お礼

ご回答頂きありがとうございました。ご指摘の通りと深く反省する次第です。うちの会社は多品種ゆえに同じ種類の製品のデータが少ないので、最初の客先との打ち合わせで、パフォーマンスも兼ねて半ば見切り発車的に規格を取り決めてしまう傾向があり(そのせいか)後になって様々なトラブルに陥るケースが多いです。

  • Pesuko
  • ベストアンサー率30% (2017/6702)
回答No.2

>納得できる落としどころがあればよいのですが 納得するのはお客さんだけでしょう。 いかにお客さんを納得させるか。 貴方の工場の生産量が解らないから「10取り出して」も仮定でしょうけど、客に納得させる方法は、統計的にデーターを出さないと納得してくれません。 例えば1ロットの標準偏差、1ロット中の不良品含有率。 このデーターを100ロットの結果からさらに偏差を出して、推定できる1ロットの不良率から抜き取りのN数を決定しないと納得してくれないと思いますよ。 後は生産方法を提示して不良が入り込まないことを明示できるか。 俗に言うシックスシグマ

  • pote_con
  • ベストアンサー率20% (126/616)
回答No.1

これはn数を稼いで精度を上げたり、判定基準を厳しくする事では効率の良い防止策にはならないと思いますが。 切り出す位置を見直したらいかがですか? 現場に任せた任意の位置を切り出すのではなく、規格を上回るとしたらどの部位が上回る可能性があるのか?を傾向をきちんと把握すれば、無闇にn数を増やしたり、判定基準を厳しくして仕損品を増やす事も無いでしょう。 まずは、ある程度n増しして、どこが規格を上回るか傾向を調べてみては?

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