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グラフィックデザイナーで会社を退職後の事
グラフィックデザイナーです。 私のいる制作会社では、退職してフリーランスになったり、他の職場へ転職したりした人達に対して最低3年は仕事を振らないという暗黙の了解があります。 会社は基本的に内制が多く、仕事が逼迫しているのであれば辞めた人に対しても声かけていいのにとも思うのですが こういう風潮は普通でしょうか? あと、自分のことにはなりますが、私はイラストで他社の様々な企業キャラクターを展開しデザインを作っていますが、仮に辞めたらキャラクターの展開ができなくなりますが…そういう時はどうなるのだろうかと。
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- LimeGreen5
- ベストアンサー率54% (229/423)
補足です。 質問者さんが従業員であれば、キャラクターは職務著作になりますので、著作者人格権についても制作会社所有になります。 契約等で質問者さんが著作者人格権を保有することになっていなければ、制作会社側に権利があるといえます。 退職された場合、質問者さんに声がかからなければ、制作会社が自由にキャラクターを使うことになります。 過去の投稿を拝見するに「キャラクターを他の人間に描かせてはどうか?」という動きがあったかと思いますので、制作会社がキャラクター運用について質問者さんを重用しない(かもしれない)流れは変わらないと思います。 かなり冷たいお話に感じられると思うのですが、権利関係はかなりシビアなんです。 感情面で納得できなくても状況は動いてしまいますので、うまく有利に事を運ぶスキルを身につけてください。 https://www.tenma-lo.jp/case/corporate-law/copyright/1393
- LimeGreen5
- ベストアンサー率54% (229/423)
>こういう風潮は普通でしょうか? すべての制作会社で行なわれていることではありません。 ただ、このような「退職後の縛り」は、いくつかの業種で存在するようです。 同業他社への転職を禁ずるとか、在職時のクライアントへの営業を禁ずるとか。 それが法的にどのような強制力を持つかは不明なのですが、業界のしきたり、仁義と呼ばれるものを軽視した人は重用されにくい流れが存在することは否定しません。 >仕事が逼迫しているのであれば辞めた人に対しても声かけていいのに そういう流れになりやすい対処方法は、もしかしたら残っているかもしれません。 関係者に満遍なく気に入られるとか、円満退職を完遂するとか、コミュニケーション能力を高めることで解決するわけですね。 >仮に辞めたらキャラクターの展開ができなくなりますが…そういう時はどうなるのだろうかと。 描ける人を探しますので、問題は発生しません。 タッチを似せて描けるイラストレーターというのは存在するんですよね。 たとえば超大手キャラクタービジネスを展開する企業ですと、認定イラストレーターというものが複数人存在していたりします。 また、今後はAIによって運営が簡易になる可能性があります。 ディレクションがしっかりしていれば成立するのがキャラクタービジネスで、どうなるのかを心配していても、どうにかなってて声がかからなかった、というケースは発生しうると思ってください。 ともかく、円満なコミュニケーションを続けることで、これまでの慣習が打破されるかもしれない、ということをお考えになればいいんじゃないかな、と思います。 逆の方向の事例はものすごく発生するんですよ。 「干される」ってやつなんですけれどもね。 あれはなかなかキツいので、いい感じで業界を泳ぐことも身につけていただければいいんじゃないかなあと思います。
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11072/34514)
メジャーリーグでも「大差のついた試合で盗塁はしない」とか、サッカーでも「選手が倒れていたらボールを外に出してプレーを止める」みたいな明文化はされていない暗黙のルールは存在します。 そういう暗黙のルールというのは、過去にいろいろすったもんだがあって「そのやり方にしておくとトラブルが起きないからそれに落ち着いた」というものになるかと思います。 特に他社に行った人に対してはそういうルールを決めておかないと、仁義なき引き抜き合戦になったりしますからね。戦国時代みたいな裏切り、騙し、なんでもありになります。 また質問者さんのキャラクターは、基本的に権利は会社に帰属するものだと思います。ひこにゃんや増田ジゴロウを始めそれでトラブルになる事例がしばしばありますよね。 もし質問者さんが今の会社をお辞めになったら、基本的にはそのキャラクターは「既存の絵を使い回す」か「もう使うのをやめる(新キャラを使う)」になるのかなと思います。その企業と質問者さんの会社がどういう契約になっているか分かりませんが、基本的には「描いてもらったイラストを買い切り」か「期間を決めて契約」かのどちらかになると思います。買い切りだと新しいデザインは使えませんが、既に購入したものは相手が使い続ける限り永遠に使われます。 期間の契約なら、相手との話し合いで契約期間を満了するか、契約書に基づいて中途で契約を終了するかになると思います。
- gohantookazu
- ベストアンサー率62% (258/415)
2つのご質問に順番にご回答します。 「こういう風潮は普通でしょうか?」 徐々に流行らない手法にはなりつつありますが、よくある事ではあります。 制作会社に限らず、独立開業しやすい業界では、同じような事がよく行われてきました。 グラフィックデザイナーというのは独立開業しやすく、また独立開業した個人事業主が同じ金額で仕事を受注すれば、サラリーマンのデザイナーに比べて手取りを増やす事ができます。 つまり独立する事には旨味があり、放っておくと有能な人はどんどん辞めて独立してしまいます。それだと辞められた会社は困ります。なので辞めづらくするためにそうした牽制をカマすのです。 ただ、そうも言っていられないほど世の中の人材の流動化が激しくなり、コミュニケーションツールの進化によって相対的に個人事業主の受注力の強さもアップしてきていて、そうした牽制もだんだん効果が薄くなってしまっているので、そのような風習は崩れつつあります。 そもそも、辞めて3年も経った人よりも、辞めてすぐの人の方が、ツーカーで話が通じるので、会社側としても仕事を頼みやすいという事があり、自らダメージのある、苦肉の策だったのです。ご指摘の通り、仕事が逼迫しているときには辞めたばかりの人に声をかける良さもあるというのは確かで、そうした事も、風習を続けづらくしている要因だと考えられます。 「仮に辞めたらキャラクターの展開ができなくなりますが…そういう時はどうなるのだろうかと。」 一時的にはその通り、展開ができなくなると思いますが、やがて体制を立て直してまた展開が復活するのではないかと思います。おそらくこれまでに何度も従業員の退職を経験している会社かとお察しします。そうした経験を経て生き残り続けている会社な訳ですから、それなりのレジリエンスは持っていると思います。日本の零細企業での長寿企業の多さというのは世界にみて特殊なレベルです。日本人はピンチの時にあの手この手で企業や事業の維持継続をする事が得意なのです。
- moritaroh
- ベストアンサー率56% (658/1172)
慣例的に、デザイン系の会社では、若いデザイナーはあくまでも使い回し。 理由は人件費。 20年勤めればそれだけ給与は上げなければならないです。 たとえば新卒〜5年目くらいが月給約20万だとしたら、20年くらい働けば40〜50万くらいにはなるでしょう。 つまり、20年以上勤務している人を1人雇っているなら、若手を2〜3人雇えるので、その方が「人手」は増えますね。 なので、フリーランスや起業など、独立して辞める社員を奨励…まではしていないかもしれませんが、退社するのは「ご自由にどうぞ」という風潮はあると思います。 >私のいる制作会社では、退職してフリーランスになったり、他の職場へ転職したりした人達に対して最低3年は仕事を振らないという暗黙の了解… 上記の慣例から言うと、退社後に仕事を回さないのは、経営者の感情的な問題を孕んでいそうな気がします。 ただ、退社するデザイナーは、企業に所属していた際のクライアントに『退社のご挨拶(=独立またはフリーランスの案内・営業活動)』をするのもまた慣例的ではあるので、『辞めるのはご自由に、その際に、元クライアントに営業活動をするのもご自由に(その代わり、元所属会社からは積極的に仕事を斡旋しません)。』ということなんでしょう。 >自分のことにはなりますが、私はイラストで他社の様々な企業キャラクターを展開しデザインを作っていますが、仮に辞めたらキャラクターの展開ができなくなり… 著作権に関わる問題は難しいですね。 著作権と一言で括られがちですが、ざっくりと「著作(財産)権」と「著作者人格権」の2種類があります。 「著作(財産)権」は、作品(この場合はキャラクター)を使用する権利です。もっとざっくりと言うと、あなたがつくったキャラクターで商売をする権利であり、この権利は、おそらく会社に所属している以上、ほぼ無条件で、社員がつくったものであっても、会社およびクライアントが権利を保有する(=作者である社員から会社へ譲渡、またはクライアントへ有償で譲渡される)と思います。 しかし、「著作者人格権」は、作者本人にあり、他人へ譲渡することはできません。「著作者人格権」には、『公表権』『氏名表示権』『同一性保持権』の3つが内包され、わかりやすく言うと『自分が作者であると公表したり作者名を表示できる権利』と『他の誰かに勝手に改変できないようにする権利』です。 つまりは、会社を辞めた後、仮に、あなた自信がキャラクターを使ってビジネスをすることはできなくても、あなたがつくったものであると公表したり、会社が勝手にキャラクターを改変することができないようにできる、ということです。 なお、退社時に、自分のつくったキャラクターの「著作(財産)権」を会社から戻すことを退社の際の条件に加えるなどもできます(ただし退職金を相殺して買い戻す…という不利な条件となる場合もあります)。 今後、仕事でキャラクターをつくる際に、著作権の管理、特に「著作者人格権」についてどういった取り決めがなされているのか、しっかりと契約書類を見ておいた方がいいです。