- ベストアンサー
シミュレーション技術が進んだ国や産業の実情は
- シミュレーション技術が進んだ国や産業は、実は「貧乏な国」「貧乏な産業」だけではない。
- 自動車の開発においても、WRCで鍛えた技術や走行試験の代わりにFEM解析が主流となっているが、それによって品質や信頼性が低下しているのではないかという疑念がある。
- シミュレーション技術の進歩によって試作品を作り、試験することができないという制約があり、安売りや貧乏なイメージが付きまとっているが、実際にはさまざまな利点も存在している。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
過渡期においてはそうしたケースもあるでしょうが、基本的には「誤ったシミュレーションに基づく製品は市場で淘汰される」ので、やがて廃業なり実験値との両輪で進歩するなりするでしょう。 個人的には『シミュレーション技術が進んだ』というのは、実測値との整合性がキッチリ取れていて、かつ理論的な裏付けもある状態を指すのであって、単にシミュレーションが回せるだけというのは"技術が進んだ"とは言えないでしょう。 (そういう企業がないとは言いませんが) あと本当に「貧乏な国」「貧乏な産業」というのは、多分シミュレーションなんか回さずに感覚論だけで進めてると思いますね。 >>FEM解析やって寸法決めたって、その後ろくろく実物強度試験なんかやっていない 少なくとも車の開発では、各種設計段階ではFEM解析で進みますが、最終的には実物での限界強度確認が入り、そこで解析値との整合性は検証されます。航空機もそうです。 (まあここのn数とか、どこまでの最悪条件を見込むか、というのはコスト面との兼ね合いで会社それぞれでしょうし、やってるだけで不十分だと言われればそうかも知れませんが) ただまあ国家レベルとは言わなくとも、業界問わず「シミュレーション技術」を売りにする会社は何だかなぁとは思いますね。結果を出すだけなら適当なパラメータでも出るわけですから、それを検証しないならそれっぽい占いと大差ありませんからね。 そうした意味では、ちゃんとシミュレーションによる予測結果自体にも検証を含めたPDCAサイクルを回せない、単なるシミュレーションの技術『だけ』進んでいる企業や業界というのは頼りない、あるいは胡散臭いものだとは思います。
その他の回答 (1)
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11203/34801)
そうなんですか?「貧乏な国」っていうと、キューバとかフィリピンとかパキスタンとかそんな国のイメージがありますが、それらの国々にスーパーコンピューターがあるって話は聞いたことがないですけどね。 質問者さんがおっしゃることを要約すると「スーパーコンピューターとやらに計算させるより、トンカチでぶっ叩いたほうが確実だ」と聞こえるのですけれど、それでよろしいでしょうか?
お礼
ありがとうございます。 全くおっしゃる通りだと思います。 「それはFEM解析やったのか」「解析やらなきゃ認めない」 何かFEM解析が「万一があったときの言い訳」になっちゃってて、 つまりは上の稟議を通すためだけのツールになってて、 「安全対策のために実機強度試験をやります」と言うと、 「予算が」なんて言われて、 結局実際のエンジニアリングなんかどうでもいいんだろうな、 そんな仕事が重なると、イヤになっちゃいますね。